長崎市内でサルの目撃相次ぐ 複数出没の可能性も… 市など注意呼びかけ

 長崎県長崎市内で8日午前、大型のサルの目撃情報が相次いだ。市は、至近距離で相対した場合の対処法として、目を合わせず、背中を向けずにその場を離れるよう呼びかけている。
 市環境政策課によると、午前8時55分から約2時間で、出島町、万才町、茂里町などで計8件の目撃情報があった。市民からの通報を受け、長崎署はパトカーで現場付近を巡回し、注意喚起した。人的被害は報告されていない。
 市は、サルが市街地の広範囲に出没したことから、範囲内の市立小中学校計8校などへ「こども安全注意報」を出した。通報内容からサルは複数出没している可能性もあり、餌となる生ごみを屋外に放置しないことや窓や扉の施錠など引き続きの注意を呼びかけている。

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