Dバックスとマリナーズがソレアに興味 今季36本塁打の長距離砲

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使してマーリンズからFAとなったホルヘ・ソレアに対して複数のチームが興味を示しており、そのなかにダイヤモンドバックスとマリナーズも含まれているようだ。ダイヤモンドバックスはフルタイムの指名打者の獲得に前向きな姿勢を示しており、ソレアはその候補の1人となる可能性がある。一方、マリナーズは長打力のある選手を複数放出し、強打者の補強が急務となっている。

ダイヤモンドバックスは先発左腕エデュアルド・ロドリゲスと4年契約を結んだばかりだが、次は打線の強化に目を向けているようだ。コービン・キャロル、ケテル・マルテ、新加入のエウヘニオ・スアレス、クリスチャン・ウォーカーと続く上位打線はなかなか強力だが、それ以降の下位打線は迫力に欠ける。マイク・ヘイゼンGMはフルタイムの指名打者の獲得に前向きな姿勢を示しており、ジャスティン・ターナーやJ・D・マルティネスも候補に挙がっているが、長距離砲のソレアの獲得も検討されているようだ。

一方のマリナーズは、ジェリー・ディポート編成本部長が三振を減らし、コンタクト能力の高い打線に転換する方針を示しており、今季20本塁打以上を記録した一方で200個以上の三振を喫したテオスカー・ヘルナンデスとスアレスを放出。打線にはフリオ・ロドリゲスとカル・ローリー以外に長打を期待できる選手がいなくなってしまった。ソレアも2019年にリーグ最多の178三振、今季も141三振を喫したように、決して三振の少ない打者ではないが、ディポート編成本部長はそのあたりをどのように評価するのだろうか。

現在31歳のソレアはロイヤルズ時代の2019年に打率.265、48本塁打、117打点、OPS.922の好成績を残して本塁打王のタイトルを獲得。今季はマーリンズで137試合に出場して打率.250、36本塁打、75打点、OPS.853をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。3年契約の最終年(年俸1300万ドル)を破棄してFAとなっており、複数年契約を狙っているとみられる。

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