正二塁手を探すRソックス 盗塁王3度のメリフィールドに興味か

正二塁手の獲得が急務となっているレッドソックスは、ブルージェイズからFAとなったウィット・メリフィールドの獲得に興味を示し、代理人とコンタクトを取ったようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のチャド・ジェニングス記者とジェン・マカフリー記者が伝えている。ただし、両者の話し合いは初期段階のものにとどまっており、今のところ交渉が進展している様子はないという。なお、チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローは「トレードで補強する可能性のほうが高い」と話している。

現在34歳のメリフィールドはロイヤルズ時代のリーグ最多安打2度、盗塁王3度の実績を残し、ブルージェイズでプレーした今季も含めてオールスター・ゲームにも3度(2019年、2021年、2023年)選出されている。今季は145試合に出場して打率.272、11本塁打、67打点、26盗塁、OPS.700を記録。シーズン終了後、チームと選手の双方が来季の契約オプション(年俸1800万ドル)を破棄し、メリフィールドはFAとなった。

チーフ・ベースボール・オフィサーのブレスローは今後獲得するであろう二塁手について「守備の上手い右打者が望ましい」としている。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、FA市場で獲得可能な右打ちの二塁手として、メリフィールドのほかにアメッド・ロサリオをリストアップ。トレード市場に出てくる可能性がある二塁手としては、グレイバー・トーレス(ヤンキース)、金河成(キム・ハソン/パドレス)、ジョナサン・インディア(レッズ)、ホルヘ・ポランコ(ツインズ)らがいるものの、いずれもトレード交渉が進展している気配はない。

レッドソックスは現状では24歳のエンマニュエル・バルデス(今季49試合でOPS.764)や30歳のユーティリティ・プレーヤーであるパブロ・レイエス(今季64試合でOPS.716)を二塁で併用しなければならない。8月にデビューしてポテンシャルを感じさせた23歳のセダン・ラファエラをレギュラーに抜擢するという選択肢もあるが、最下位からの巻き返しを図るために、確固たる正二塁手を獲得したいのだろう。トレードを画策するのか、それともメリフィールドとの交渉を進めるのか。今後の動向が注目される。

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