井原吹奏楽団メルヘンウインドアンサンブルは17日、定期演奏会「ホワイトコンサート」を井原市民会館（同市井原町）で開く。幅広い年代に楽しんでもらおうと、メンバーは練習に励んでいる。
2部構成で、1部はクラシックの雰囲気を味わえる内容。軽快な「フニクリ フニクラ」、静かな「星の船」と聞かせ、ゲストを迎えて総勢約60人による「アルメニアンダンス パート1」では大迫力の演奏を届ける。
2部は、アニメ主題歌のヒット曲「アイドル」やディズニー映画で有名な「レット・イット・ゴー」、スピード感あふれる「オーメンズ・オブ・ラブ」といった流行歌やなじみ深い7曲。パフォーマンスや照明などの演出で聴衆を楽しませる。
メンバーらは7月下旬から週2回、芳井公民館（同市芳井町吉井）で練習を重ねている。11月25日には約30人が参加。指揮者の仁城竜司さんが「決めるところはきっちりと」「クレッシェンドはもっと鋭く」などと指導。本番を間近に控え、緊張した雰囲気の中で仕上げていった。
コンサートは1994年の結成以来、新型コロナウイルス禍で中止した2021年を除き欠かさず開催。広報の石丸直人さん（45）は「毎年、この演奏会を目指して練習している。ぜひ足を運んでほしい」と話している。
午後2時開演。前売り400円、当日500円（中学生以下無料）。問い合わせは矢吹楽器（0866―62―3490）。
