台湾銀行、福岡に出先計画 当局が日本への申請許可

 【台北共同】台湾金融監督管理委員会は9日までに、大手の台湾銀行が福岡での出先設置を日本の当局に申請することを許可したと発表した。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県で工場を稼働させるのに伴い、九州に進出する台湾の関連企業の資金需要に対応するのが目的とみられる。

 台湾の銀行の九州進出が相次いでおり、台湾紙、経済日報は九州に出先を置く台湾の銀行としては計画中のものを含めて4行目としている。

 同委員会は台湾銀行が福岡に出先を設ける計画について「現地での経済やハイテク産業の発展の動きをつかみ、日本の業務を拡大する」狙いがあると説明した。

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