10日(日)も西・東日本は12月と思えない高温続く 関東中心に向こう1週間は気温乱高下

 9日(土)に続き、10日(日)昼間も西日本や東日本の太平洋側を中心に、季節外れの暖かさが続く予想。10日(日)東京都心の最高気温は21℃と前日よりさらに4℃ほど高く、昼間は厚着をしていると汗ばんでしまいそうだ。ただ、朝との気温差は大きく、週明け11日(月)になると昼間でも13℃と週の中でも気温変化が大きい見通し。服装で上手に調節し、体調を崩さないよう気を付けて過ごしたい。

きょう全国的に季節外れの暖かさに

 9日(土)午後3時までの最高気温は、南から暖かい空気が流れ込んでいる影響で全国的にこの時季としては高くなっている。札幌は11.2℃と平年より9℃ほど高く、稚内市宗谷岬では11.0℃と12月としては観測史上1位の記録を更新した。
 また、福岡では平年より9℃ほど高い22.2℃を観測。福岡で12月に20℃を超えたのは2018年以来5年ぶりで、那覇では25.6℃と夏日になっている。

あすも西・東日本中心に高温続く 一日の気温差大

 10日(日)朝は前日と同じくらい冷える所が多い見通し。札幌は前日より大幅に低く-2℃と氷点下の冷え込みが戻りそう。
 昼間は西日本や東日本の太平洋側を中心に季節外れの暖かさが続く予想だ。予想最高気温は、福岡は9日(土)と同じくらいの21℃、鹿児島は23℃まで上がり、那覇は26℃と2日連続で夏日になる予想。

 なお、東京都心など東日本や西日本の太平洋側を中心に、一日の気温変化がかなり大きくなりそう。東京都心は最低気温6℃、最高気温は21℃と一日の気温差が15℃もある予想だ。

東京都心 向こう1週間は気温乱高下

 この先は、東京都心など関東を中心に週の中でも気温変化が大きくなりそう。東京都心は、週明け11日(月)になると日差しは少なく、冷たい雨や風が吹く見通し。最高気温は13℃と前日より大幅に低くなる予想だ。12日(火)や13日(水)は15℃を超えるものの、14日(木)は昼間でも12℃までしか上がらない見通し。その後、16日(土)には再び21℃と12月中旬でも20℃を超える可能性があるなど、気温は乱高下しそうだ。

 一日や日々の中での気温変動が大きくなるため、服装で上手に調節し、体調を崩さないよう気を付けて過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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