暮らし彩る器 好みの逸品を品定め 岡山のフェア、会期11日まで

会期が11日に迫り、多くの家族連れらが訪れている器フェア

 岡山市北区大内田のコンベックス岡山で開かれている「暮らしを彩る器フェア」(テレビせとうち、山陽新聞社など主催)の会期は11日まで。9日も多くの家族連れらが足を運び、全国各地の陶磁器や工芸品から好みの逸品を探し出した。

 岡山県内外の窯元や作家ら118組が出展。土味を生かした地元の備前焼のコップや鮮やかな花々が施された有田焼(佐賀県)の茶わん、輪島塗(石川県)の箸などが並ぶ。来場者は作家との会話を楽しんだり、器を手に熱心に品定めしたりしていた。

 夫婦で訪れたパート女性(65)=井原市=は「青とアイボリーの色合いがすてきな栃木県の益子焼の皿を購入した。毎年来ているので、お気に入りの店の新作を見るのも楽しみ」と話していた。

 岡山県内12流派の華道家による生け花の作品展も開催中。最終日は窯元が手がけたコーヒーカップが当たる抽選会もある。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場料600円(高校生以下無料)。問い合わせはコンベックス岡山(086―292―6111)。

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