ヘンリー王子 王室主要メンバー離脱とイギリスからの出国は「強いられた」

ヘンリー王子(39)は、自身と妻がイギリスを離れることを「強いられた」と感じているという。イギリス滞在時の自身や家族の警備を縮小するという英国内務省の決定に対しロンドンの高等法院で不服を申し立てていたヘンリー王子は、今回「安全を守る」ことができなければ、2人の子供達の「心が休まる」ことはないだろうと主張した。

2020年に英王室の主要メンバーから退くことを発表した王子と妻メーガン妃(42)は、その後アメリカに移住、現在はカリフォルニア州でアーチー君(4)とリリベットちゃん(2)を育てている。

7日に行われた審問には、ヘンリー王子の姿はなかったものの、勅選弁護士シャヒール・ファティマ氏が、王子が「フルタイムで公務に就く王室メンバー」から退くことは「選択」だったとは受け止めていないとした上で、本人の供述を読み上げた。「私と妻が、2020年にこの役割を退き国から去ることを強いられたと感じたことは、私達にとって非常に悲しいことでした」「英国は私の故郷です。英国は私の子供達が受け継ぐ伝統の中心にあり、現在アメリカで暮らす場所と同じぐらい、心が休まると感じる場所であって欲しいと願っています」「英国の地で彼らの安全を守ることが可能でないとしたら、それは実現しません」「私は、妻もそのような危険にさらすこともできませんし、これまでの私の経験を振り返ると、私自身を不必要にそのような危険な状況に置く気もしません」

3日間続いた審問は7日に終了、ヘンリー王子は現在判決を待っている状態だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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