坂本花織が初V、宇野昌磨は2位 ジュニアは中田璃士が初出場優勝

女子で優勝した坂本花織のフリーの演技=北京(共同)

 【北京共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日は9日、北京で行われ、女子は世界選手権2連覇中の坂本花織がショートプログラム(SP)に続いてフリーもトップの合計225.70点で初優勝した。日本勢5人目の制覇。

 ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)が合計203.36点で2位。SP4位で初出場の吉田陽菜がフリー2位となり、203.16点で3位に入った。住吉りをんは6位。

 男子は前回覇者の宇野昌磨がSP、フリーともに2位の合計297.34点で2位だった。19歳のイリア・マリニン(米国)がSP、フリーともに1位となり、世界歴代3位の314.66点で初の頂点に立った。初出場の鍵山優真は288.65点で3位、三浦佳生は2年連続の5位に終わった。

 同時開催のジュニア男子はSP4位だった15歳の中田璃士がフリー1位の合計227.77点で初出場優勝を果たした。

 日本男子で5人目の制覇。女子は島田麻央が制し、日本勢の男女優勝は2009年の羽生結弦、村上佳菜子以来となった。

男子フリー 演技する宇野昌磨=北京(共同)
男子フリー 演技する鍵山優真=北京(共同)
女子フリー 演技する吉田陽菜=北京(共同)
ジュニア男子フリー 演技する中田璃士=北京(共同)
ジュニア男子で優勝した中田璃士=北京(共同)

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