石川遼は「金谷&蝉川」推し JGTOは『見てみたい』ペア構成で2連覇へ

石川遼は7度目の出場。若手たちを引っ張る存在だ(大会提供)

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship事前(9日)◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇3645yd(JGTO)、3417yd(PGA)、3231yd(JLPGA)=9ホール(パー37)

男子(JGTO)、女子(JLPGA)、シニア(PGA)による3ツアー対抗戦が10日(日)に開幕する。推薦により7度目の出場となる石川遼は「今回出られると聞いたときは自分でもビックリしたけど、頑張ってきて良かった。すごく楽しい舞台で、普段感じることのできない刺激がある」と話し、ツアー競技とはまた違った戦いに高揚感をにじませた。

競技形式は、第1ステージが各自のボールでプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール、第2ステージはひとつのボールを交互に打つフォアサム。連覇がかかるJGTOチームは「純粋に『見てみたい』と思うペアを」というコンセプトで組み合わせたとし、「やっぱり第1ステージの第1組。飛距離が一番ある蝉川(泰果)選手と、飛んで曲がらない金谷(拓実)選手のペアは魅力的」と強調する。

今季の平均飛距離306.57ydと出場選手で最も飛ばす蝉川は、イーグル率でもツアー随一のプレーヤー。また、金谷はフェアウェイキープと平均飛距離をポイント換算したトータルドライビングと、パーセーブ率で今季ツアー1位の精度と安定感を併せ持つ。

「飛距離は男子が一番出ると思うので、ともにパー5の5番、6番は見どころかな。イーグルに期待したいし、女子とシニアの方々は2オンが厳しいというのであれば、割とアドバンテージなのかな。パー4はセカンドのウェッジ勝負」と攻略法に思考を巡らせる。「自分はやっぱり、なるべくボギーを打たずにバーディを取っていくのが個人的な目標」と堅実なプレーでチームに貢献するつもりだ。

蝉川泰果(左)と金谷拓実の東北福祉大コンビが先陣を切る(大会提供)

そんな期待を寄せられた2人も「チーム東北福祉大」で臨むと意気込みは熱い。蝉川は「大学の先輩としてずっと見続けてきて、(自分が)ミスしても絶対にカバーしてくれるという信頼は厚い。すごいスコアで回れればと思う」と、ビッグスコアで先陣を切りたい構え。金谷も「もう蝉川がガンガン攻めて、(5番、6番では)イーグルもしくはアルバトロスを狙う勢いで。自分はパー、バーディをちゃんと獲れるように」と戦略を立てる。2学年差の先輩・後輩コンビの息は揃っていた。(編集部・石井操)

組み合わせ&スタート時間

<1stステージ>ベストボール方式
第1組(8:35)
岩井明愛 & 岩井千怜 / 蝉川泰果 & 金谷拓実 / P.マークセン & I.J.ジャン
第2組(8:50)
申ジエ & 櫻井心那 / 平田憲聖 & ソン・ヨンハン / 藤田寛之 & 山添昌良
第3組(9:05)
小祝さくら & 山下美夢有 / 石川遼 & 稲森佑貴 / 久保勝美 & 塚田好宣

<2ndステージ>フォアサム方式
第1組(12:20)
岩井明愛 & 岩井千怜 / 平田憲聖 & 蝉川泰果/ 山添昌良 & P.マークセン
第2組(12:30)
申ジエ & 櫻井心那 / 稲森佑貴 & 金谷拓実 / 久保勝美 & 塚田好宣
第3組(12:40)
小祝さくら & 山下美夢有 / 石川遼 & ソン・ヨンハン / 藤田寛之 & I.J.ジャン

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