「責任を負わないといけない」柏FW細谷真大、天皇杯決勝での好機逸を悔いる

悔しさを述べた細谷真大[写真:©超ワールドサッカー]

柏レイソルの日本代表FW細谷真大が、悔しさを滲ませた。

9日、第103回天皇杯決勝が国立競技場で行われ、2012年以来の優勝を目指す柏は川崎フロンターレと対戦。90分、延長戦を戦っても両者無得点のまま決着つかず、10人目まで突入したPK戦の末に柏は7-8で敗れた。

前線からのプレスと裏へシンプルな攻撃で終始主導権を握っていた柏。細谷にも試合を決めるチャンスは訪れたが、いずれもネットを揺らすには至らなかった。試合後のミックスゾーンでは悔しさを滲ませた。

「やっぱり勝ちたかったですし、勝てるチャンスもあったと思うので、(自分が)決めていれば勝てた試合だったかなと思います」

69分にカウンターからハーフウェーライン付近で大南拓磨と入れ替り、裏のスペースを独走する形に持って行ったが、最後のタッチが大きくなり、シュートまで持ち込めず。延長戦に入っては99分に川崎守備陣のミスを突いて再びGKチョンソンリョンとの一対一を迎えたが、セーブに遭い、決め切ることができなかった。

「後半のプレーは、自分の技術ミスでああなってしまった。延長の場面もうまく流し込めたはずなので、もっと冷静になるべきだったかなと思いました」

「あそこでタッチが大きくなってしまうのは小さい頃から多かったので、プロになった今でも課題として向き合っていかないといけない。取り組んでいくことは多いと思います」

一方で、プレスの一番手を担い、攻撃でも裏抜けを中心に川崎Fを苦しめたのも事実。それでも、「点が入らないと何も意味がない」と責任を口にした。

「起点になろうとは思っていましたし、数多くチャンスもありました。けど、点が入らないと何も意味がないので、FWとして今日は責任を負わないといけないのかなと思います」

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