日本代表 佐野海舟選手が技術伝授 岡山で児童向けサッカー教室

佐野選手とサッカーのミニ試合を楽しむ児童ら

 津山市出身で、初のサッカー日本代表入りを果たしたMF佐野海舟選手(22)=J1鹿島=によるサッカー・フットサル教室が9日、岡山市北区いずみ町のシティライトスタジアムで開かれた。

 11月16日の2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のミャンマー戦で代表デビューを果たしたトップ選手の技術や人間性に触れてもらおうと、S・K・Yと山陽新聞社が主催。小学生約70人と保護者らが参加した。

 佐野選手は「守備は、一度止まって敵の様子をよく観察して」などとアドバイス。胸でボールを受け止めるなど基本動作を伝授しながら、「地味だが基礎を楽しみながら反復して」と呼びかけた。ミニ試合もあり、児童らは巧みなドリブルで攻め込むなど、はつらつとプレーしていた。

 岡山市立豊小2年の男子児童(8)は「上手だった。ファジアーノの選手と日本代表を目指したい」と刺激を受けていた。佐野選手は「1人でも多くのプロ選手が誕生すればうれしい」と話した。

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