ブライトン、終盤に追いつくも勝ち越しゴールは遠くドロー決着 三笘は後半から出場しチャンスを創出|プレミアリーグ

写真:同点ゴールを決めたアディングラ

現地時間12月9日、プレミアリーグ第16節のブライトン vs バーンリーの一戦がアメックス・スタジアムで行われた。

ホームのブライトンは、ミッドウィークに行われた前節のブレントフォード戦から多くの選手を入れ替えた。GKにはバルト・フェルブルッヘンが入り、左サイドバックにはジェイムズ・ミルナーを起用。中盤の底ではカルロス・バレバとマフムート・ダフートがコンビを組み、2列目は右からシモン・アディングラ、アダム・ララーナ、ジョアン・ペドロという並びに。ワントップにはエヴァン・ファーガソンが入り、三笘薫はベンチスタートとなった。

一方、前節でウルブスに破れたバーンリーは3カ所に変更を加えた。4-4-2のシステムを採用し、センターバックにヤルマル・エクダルに代えてジョーダン・バイヤーを起用。中盤右サイドはヤコブ・ブルン・ラーセンに代えてヨハン・グズムンドソンが、左サイドにはルカ・コレオショに代わりウィルソン・オドベールが入った。

序盤はしばらく膠着した時間が続くも、徐々にブライトンがチャンスを作り始める。28分、ブライトンは敵陣でテンポ良くボールをつなぐと、ペドロからのパスを受けたアディングラが駆け上がったグロスへラストパス。グロスはGKの位置を見てニアサイドにシュートを放つも、これはGKジェイムズ・トラッフォードが左足で防ぐ。

続く34分には相手DFのパス交換のミスを突いてエリア内でボールを奪うと、ミルナーが右足でシュート。これも再びGKトラッフォードに防がれる。直後の35分には右サイドのアディングラからのクロスにヤン・ポール・ファン・ヘッケが頭で合わせるも、ボールはわずかにゴール右に外れる。

さらに36分にもダフートが惜しいミドルシュートを放つなど、ブライトンに得点の気配が漂う展開となったが、先制に成功したのはアウェーチームだった。45分、バーンリーは自陣でボールを奪うと、丁寧にボールをつなぎ左サイドのオドベールへ展開する。オドベールはエリア内でドリブルを仕掛け、カットインから右足を一閃。ニアを突いたボールはGKフェルブルッヘンの手をかすめゴールに突き刺さった。

このまま前半は終了し、0-1で試合は折り返しを迎える。

1点を追うブライトンは、後半開始時にララーナに代えて三笘を、ダフートに代えてビリー・ギルモアを投入した。三笘は後半立ち上がりにさっそくチャンスを演出するなど存在感を見せる。

押し込みながらもゴールが遠いブライトンは、59分にバレバに代えてイゴール・ジュリオ、ミルナーに代えてジャック・ヒンシェルウッドを投入して活性化を図る。

63分には、アディングラが左サイドでフリーになっていた三笘にパスを送ると、三笘はダイレクトで右足シュートを放つが枠を捉えることはできず。74分にはグロスが左サイドからクロスを上げると、ニアに走り込んだペドロが頭でつなぎ、ボールはファーサイドのアディングラへ。アディングラの右足ボレーはGKトラッフォードが体を張って防いだ。

ブライトンは攻め込みながらもなかなかゴールを奪えずにいたが、77分についに追いつく。再びグロスが左サイドからクロスを上げると、ファーサイドで待ち受けたアディングラが頭で合わせてゴールネットを揺らした。

アディショナルタイムに入った90+2分には、左サイドをドリブルで突破した三笘が柔らかなクロスを上げ、ヒンシェルウッドが頭で合わせるもボールはわずかにバーの上へ。さらに90+5分、アディングラの折り返しに再びヒンシェルウッドが頭で合わせるもGKトラッフォードがファインセーブ。さらに90+7分、ギルモアのクロスに三笘が倒れ込みながらボレーを放つも、再びGKトラッフォードに防がれる。

試合はこのまま終了を迎え、1-1のドロー決着となった。
 

◉試合結果

ブライトン 1-1 バーンリー

0-1 45分 ウィルソン・オドベール(バーンリー)
1-1 77分 シモン・アディングラ(ブライトン)

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