阪神・近本、3億2千万円で更改 日本一「その一員になれた」

契約更改交渉を終え、記者会見する阪神・近本=9日、兵庫県西宮市

 阪神の近本光司外野手が9日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉し、1億5千万円増の年俸3億2千万円でサインした。1番打者として38年ぶりの日本一を果たしたチームを引っ張り「その一員になれた、その時のメンバーだったというのはよかった」と実感を込めた。

 3年連続でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、攻守で高いパフォーマンスを維持した。死球での離脱もありながら、129試合で143安打、打率2割8分5厘をマーク。「自分の中で新しい一面が見えた」と振り返った。来季は球団初の連覇が期待される。「強い時期は続くんじゃないかなと思う。でも現状では続かない」と話した。(金額は推定)

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