若者集う場 高校生提案 滑川「メリカ」で初の「なめりカフェ」

滑川市の魅力や課題を書き起こす高校生

 高校生が富山県滑川市内の経営者らと交流し、魅力ある地域づくりを考える「なめりカフェ」が9日、同市田中新町の中滑川複合施設「メリカ」で初めて開かれた。新川地域の高校1、2年生23人が参加。空き家や路地を生かし、若者らが集う場の整備を提案するアイデアが出た。

 メリカを管理運営する一般社団法人ばいにゃこ村の樋口幸男代表、リサイクル機械メーカー、エムダイヤの森弘吉社長、カード型のビジネスゲームを開発するプロジェクトデザインの長瀬めぐみさん、ゲストハウスの開業を計画する今井悠斗さん、丹羽悠華さんがファシリテーターを務めた。

 高校生はグループごとに市の魅力や課題、自分が好きな物事を付箋に書いて模造紙に貼り付け、滑川にあったらいいものについて考えを出し合った。

 発表では「路地は雰囲気がいい。夜にランタンで照らし、食べ歩きができればいい」「海辺にベンチやブランコ、街灯を置いて夜でも過ごせるようにしてはどうか」などと提案があった。

 なめりカフェは滑川市教育委員会が開き、アイデアは今後の参考にする。

© 株式会社北日本新聞社