孤独な少年少女の喪失から再生 北海道を舞台に描く 「愛のゆくえ」公開決定

長編商業映画デビュー作となる宮嶋風花監督、長澤樹と窪塚愛流が出演する映画「愛のゆくえ」が、2024年3月1日より劇場公開されることが決まった。

「愛のゆくえ」は、宮嶋監督の半自伝作でもあり、監督が生まれ育った北海道を舞台に、孤独な少年少女の喪失から再生までの姿を、美しい自然と幻想的な世界観で描いた作品。

公開された予告映像では、幼なじみの愛(長澤樹)と宗介(窪塚愛流)のそれぞれの母親との関係性、多感な14歳の心の動きが描かれている。宗介は、母親(林田麻里)が、夫を亡くしたことで心を病み、愛と愛の母・由美(田中麗奈)の3人で暮らしていた。しかし、あることをきっかけに由美が死んでしまう。愛は父親に連れられて東京に引っ越しを余儀なくされ、宗介は北海道に残されることに。東京と北海道という遠く離れた場所で、2人はバラバラになってしまう。

長澤樹と窪塚愛流のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■長澤樹コメント
『愛のゆくえ』の主人公【愛】を演じるんだと最初は意気込んでいましたが、いざ撮影となった時はとにかく全力で一生懸命でした。周りの方々の支えあってこそだったなと思います。窪塚さんと監督とは年が近かったので勝手にお兄さんお姉さんみたいに思っていました!それくらい親身になって寄り添って頂き、二人三脚で撮影していたなと思います。この作品に関わった方全員で細部までこだわって作り上げた作品になっています。是非劇場でご覧下さい!

■窪塚愛流コメント
自分が演じた役は、幼い頃に”愛”を無くし、幼馴染の家族を実の家族と思い生きていくと決意した中学2年生。
自分が生きてきた20年間とは共通点がない上に1度も行ったことのない北海道での撮影。
慣れない土地での芝居は、想像以上に厳しく、時には悔しい思いもしました。
そんな中でも 監督と長澤さんとのコミュニケーションが自分の大きな支えになりました。
クランクインをして、長澤さんと初めて芝居を交わした時、抱えていた不安が少しづつ消え、宗介という役が初めて腑に落ちました。
お芝居に関しては、自分が悩んでる事を監督に伝え、疑問のままで終わることがないように話し合って作り上げていきました。
本作品は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくのかという物語。
これからご覧いただく方に問いたい。
あなたならどう受け止めますか?

【作品情報】
愛のゆくえ
2024年3月1日(金)より全国順次公開
©吉本興業

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