「佐々木朗希がポスティング移籍をリクエスト」とMLB公式も伝える

日本時間12月10日、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希がポスティング制度による今オフ中のメジャー移籍を希望していることが報じられたが、MLB公式サイトも「スポニチ」の記事をソースとして情報を伝えている。同サイトは「日本の怪物・佐々木朗希がポスティングでのメジャー移籍をリクエスト」とリポート。「今オフのFA市場では山本由伸が最高の投手という評価を受けているが、もう1人の日本人スターが近いうちに仲間入りするかもしれない」と伝えている。

11月に22歳の誕生日を迎えた佐々木は、2021年に一軍デビューを果たし、今季までの3シーズンで合計46試合に先発して283回2/3を投げ、19勝10敗、防御率2.00、376奪三振をマーク。MLB公式サイトは「驚くべきほどに支配的なピッチングを見せた」と佐々木の成績を紹介している。

同サイトは「最速103マイルに達する速球に加え、90マイルを超える威力抜群のスプリッターを武器とする」と佐々木のピッチングスタイルに言及。日本プロ野球タイ記録となる1試合19奪三振で完全試合を達成したことや、今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックで日本代表の一員として大谷翔平や山本とともに優勝に貢献したことにも触れている。

「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨ記者とジャック・ハリス記者によると、佐々木の将来的なメジャー挑戦に備えて複数のチームが調査をすでに開始しており、特にドジャース、パドレス、ジャイアンツは熱心に佐々木を追いかけているという。しかし、佐々木が今オフのポスティング移籍を許可される可能性は低い。「25歳ルール」が大きな障壁として立ちはだかるからだ。

現在のポスティング制度のルールでは、25歳未満でプロ経験が6年未満の選手は「国際アマチュア選手」に分類され、マイナー契約しか結ぶことができない。国際アマチュア選手には契約金の制約があるため、千葉ロッテは早期のポスティング移籍を認めた場合、少額の移籍金しか得ることができないのだ。MLB公式サイトは「佐々木が国際アマチュア選手でなくなるのは2026年シーズン終了後だ」とリポート。現実的には3年後のメジャー移籍を目指すことになるだろう。

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