愛犬を怒らせてしまう絶対NG行為3つ!ストレスを与えてしまうダメ行動とは

️1.フードやおやつを取り上げる

食べているときというのは、わんこに野生の本能が戻っている状態です。わんこは野生界では集団で大きな獲物を狙っていたため、食べものにありつけるのは貴重な機会でした。

そのため「食べられるときに食べておく」という意識がとても強い動物です。人間社会で暮らしていても「とにかく目の前のものを食べないと!」という気持ちが働きやすいため、フードやおやつを食べている途中で取り上げられると、絶望的なストレスを感じてしまいます。

いつもは穏やかな子であっても食べものが絡んだ途端に凶暴になったり、フードやお皿を守ろうとして威嚇してしまったりというのは、このストレスから来ていると考えられます。

️2.無理やりスキンシップを求める

わんこは飼い主さんとのスキンシップが大好き!絆を深めて信頼関係を築くためにもスキンシップは不可欠なものですが、やたらめったら触ればいいというわけではありません。

特に小さな子どもやわんこを飼いはじめたばかりの人は、わんこを構いたい気持ちが強すぎて、わんこが嫌がって逃げているのに無理やり追いかけ回してしまうことがあります。これらはわんこにとってかなりのストレスです。

必要なスキンシップであっても要注意

またしつこくスキンシップを求めるわけではなくても、わんこが触られて嫌なところを触るのもストレスのもと。触られることへの抵抗感は個体差がありますが、一般的に耳や足先、尻尾などは触られるのを苦手と感じる子が多いと言われています。

お手入れなどのケアで仕方なく触らなければいけない場面もありますが、細心の注意を払うようにしましょう。

️3.痛いところに触る

無理やりスキンシップを求めるのと少し似ていますが、いつもは穏やかでどこを触っても怒らないわんこが急に触られると怒るようになることがあります。こんなときは、体のどこかに怪我をしていたり病気を抱えていたり、見えない痛みを抱えている可能性があります。

触られると苦痛を感じるために怒っているのです。野生界では自分の不調を曝け出すことはそのまま命の危険につながるため、痛みや不調を限界まで隠そうとする性質があります。

あからさまに痛がるようになった場合には、事態はかなり深刻になっている恐れがあります。わんこが痛がっているのかもしれないと気づいたら、すぐに動物病院を受診しましょう。

️まとめ

いかがでしたでしょうか?ダメ行動はわんこにストレスを与えてわんこの心身の健康を害してしまう恐れがあるのはもちろんですが、ストレスに堪りかねたわんこが人間を攻撃してしまい、思わぬ咬傷事故に発展してしまうリスクもあります。

そうなってしまうと、わんこにとっても人間にとっても悲しい結果に陥ってしまいます。わんこは嫌だと思っても言葉で伝えることはできませんが、逃げて行こうとしたり軽く威嚇をしたり、必ず何らかのサインでストレスを訴えているはずです。

愛犬を本格的に怒らせてしまう前に、自分の行動に危ないところがないか一度振り返ってみましょう。

(獣医師監修:平松育子)

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