「新東北みやげ」優秀賞 青い森わんど「青森ホタテで缶パイ」

新東北みやげコンテストで優秀賞に輝いた「青森ホタテで缶パイ」

 青森県産品のセレクトショップ「青い森わんど」(青森市)が販売する、陸奥湾産ホタテの缶詰「青森ホタテで缶パイ」が仙台市産業振興事業団主催の「新東北みやげコンテスト」で優秀賞に輝いた。しょうゆ、みそ、オイル、トマトチリの4種類で味付け。酒のつまみとしてはもちろん、ご飯のおかずや土産として気軽に味わえるのが売りだ。

 八戸市の缶詰加工会社「三星」に製造を委託した。原料は、小さめのサイズのホタテ「ベビーホタテ」を使用。商品名は缶詰の「缶」と、酒の「乾杯」を掛け合わせた。

 同ショップのホームページでは「コクがあるしょうゆ味は炊き込みご飯などの具材にぴったりで、ビールのつまみとしてお勧め」など各種類の楽しみ方も紹介している。

 同ショップはもともと、県産リンゴの関連商品をそろえていた。新型コロナ禍に青森県を訪れた観光客から「飲食店が休みで残念」と言われたことをきっかけにホタテの缶詰を開発。4月から同ショップなどで1個680円、4個入り3024円で販売している。

 店主の高森暖(のん)さんは「リンゴとともに重要な県産品であるホタテの商品を今後も企画したい」と語った。

 新東北みやげコンテストには190品の応募があり、最優秀は1品、優秀賞は4品。青森県からはほかに「八戸たけわ食堂 煮魚4種セット」(武輪水産)、「十三湖しじみラーメン」(高砂食品)、「あおもり林檎(りんご)と3種のナッツ」(まごころ農場)が入賞に選ばれた。

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