青森県は今冬から、東青地域5市町村（青森市、平内町、外ケ浜町、今別町、蓬田村）で県管理道路の排雪予定箇所を事前公表する。昨年度、青森市内で試験的に行った取り組みの範囲を拡大する。一覧表に掲示していた対象区間や路線名は地図上での表示に改め、県のホームページでの公表時期を約1週間前に早めるなど、生活に大きく関わる排雪情報を県民が把握しやすいよう手を加える。
県道路課によると、排雪区間は地図上の道路を着色して示し、路線名や排雪予定日などを付記する。
昨年度は情報の正確性を重視し、排雪の数日前に同課のホームページや公式ツイッターで予定を公表していた。ただ、公表する前に県民から排雪時期に関する問い合わせが複数寄せられる状況だったため、県民の不安を和らげようと、1週間前をめどに周知することにした。
県は豪雪地帯の東青地域で事前公表の仕組みを確立させた上で、他の地域での導入も検討する方針。同課の担当者は「排雪に関する問い合わせがどのくらい減るのか、事務作業が負担にならないかを確認する必要がある。自治体の広報紙などに情報を掲載するなど周知の方法も考えていきたい」と語った。
