【インカレ2023】[男子]前回覇者・東海大が4年連続15度目の準決勝進出、4Q日本大に逆転

東海大が試合巧者ぶりを発揮して逆転勝ち

12月10日、「第75回全日本大学バスケットボール選手権大会」(インカレ2023)男子6日目、昨年4位の日本大(関東3位)とディフェンディング・チャンピオンの東海大(関東5位)が準々決勝で対戦。日本大リードで進んでいったが、4Q開始から東海大が猛攻を仕掛けて逆転。66-61で勝利して優勝した昨年を含めて4年連続15度目の準決勝進出を決めた。

日本大は初戦となる2回戦で天理大(関西3位)に82-73で勝利して準々決勝に進出。東海大は同2回戦で早稲田大(関東13位)を81-46で下してベスト8進出を果たしている。

立ち上がりは激しいディフェンスの応酬に。先取点を奪ったのは日本大だった。#8陳岡燈生がいきなり3Pシュートを2本射抜く。さらにブレークから#51一戸啓吾がレイアップを、#6野口侑真も3Pシュートを決めて開始4分半で11-0というスタートを切る。
ポイントが欲しい東海大は残り5分10秒、#7前野幹太がドライブからレイアップを決めてチーム初得点。しかし、相手のプレッシャーもあってタフショットが続く。逆に日本大は#13泉登翔が3Pシュートを連発して17-2とリードを広げる。それでも東海大はクォーター終盤、いいディフェンスを展開すると#0黒川虎徹、#1元田大陽が得点。さらに#26小林巧がバスケットカウント。スコアを2桁に乗せて日本大の17-10で1Qを終えた

リバウンドを奪う日本大#20山田哲汰

2Q、東海大#26小林の振り向きざまのシュートでクォーター初得点。しかし、日本大はゾーン・ディフェンスをアクセントで入れると再び優位に。早い展開から#4井上水都、#20山田哲汰が決めて22-12と2桁差にする。その後、東海大は#1元田がトリッキーなムーブで相手を翻弄して得点。そしてバックコートからいいプレッシャーもかけていくと、#3ハーパー ジャン ローレンス ジュニアがタップシュート、#18西田陽成の3Pシュートで残り4分で21-27とする。その後、再び2桁差にされたが、#1元田が3Pシュートを成功。日本大の37-30でハーフタイムを迎えた。

後半開始直後、東海大は相手からターンオーバーを引き出して#3ローレンス ジュニア、#25江原信太朗が得点。3点差とする。ここで日本大は#12コンゴロー デイビッドが攻防で存在感を発揮。ここからは流れが行ったり来たりという展開に。東海大は早い展開から#4中川知定真、#16西田公陽らがレイアップを決めるが、日本大は#20山田、#12コンゴロー デイビッド、#4井上水都らが得点してリードを保つ。日本大の51-44、ハーフタイムと同じ7点差で3Qを終えた。

東海大#0黒川 虎徹

4Q開始直後、東海大は#0黒川、#4中川が3Pシュートを連発して1点差に。そして残り8分強、#3ローレンス ジュニアがスティールから速攻を決めて52-51とついに逆転する。日本大はそのあとすぐに#12コンゴロー デイビッドのフリースローでクォーター初得点。しかし、勢いに乗る東海大はハードディフェンスを展開すると#3ローレンス ジュニア、#7前野、#0黒川らの得点でじりじりとリードを広げていく。そして残り4分を切ったところ、#2轟琉維が左コーナーから3Pシュートを沈めて64-53と2桁差に。
再逆転を狙う日本大は、フリースローで1点ずつ返すとターンオーバーから#6野口侑真が得点。さらに#51一戸のフリースローで残り43.7で4点差まで迫る。しかし追い上げもここまで。東海大が66-61で勝利して優勝した昨年を含めて4年連続15度目の準決勝進出を決めた。

東海大は、来週12月16日(土)13時10分からオープンハウスアリーナ太田(太田市総合体育館)で行われる準決勝に進出。このあと行われる専修大(関東2位)対中京大(東海1位)の勝者と対戦する。

■月バスWEB/インカレ2023大会特設ページ


大会名:第75回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ2023)
主催:公益財団法人日本バスケットボール協会/一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
共催:一般社団法人大学スポーツ協会
特別協賛:三菱電機株式会社
大会期間:2023年12月2日(土)~10日(日)、16日(土)、17日(日)
会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2-1-1)、大田区総合体育館(東京都大田区東蒲田1-11-1)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都八王子市狭間町1453-1)、太田市総合体育館(OPENHOUSEARENAOTA/群馬県太田市飯塚町1059)
参加チーム:男女各40チーム(計80チーム)
配信:バスケットLIVEほか

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