女子が圧勝でタイトル奪還 MVPに岩井明愛/3ツアー対抗戦

優勝したJLPGAチーム(左上から時計回りに櫻井心那、小祝さくら、申ジエ、山下美夢有、岩井千怜、岩井明愛)(撮影/石井操)

◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 最終日(10日)◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)◇3645yd(JGTO)、3417yd(PGA)、3231yd(JLPGA)=9ホール(パー37)◇晴れ(観衆2755人)

国内男子(JGTO)、国内女子(JLPGA)、国内シニア(PGA)による3ツアー対抗戦が行われ、2ステージ制で争った合計スコアを27ptとしたJLPGAが2年ぶりに優勝を飾った。

JGTOは13ptで3位に終わり大会連覇ならず。PGAは14ptで2位となり、通算勝利数はJGTO8勝、JLPGA7勝、PGA3勝となった。MVPには初出場の岩井明愛が選ばれた。

各ツアー6人が出場し、それぞれ2人1組のペアを結成。3ツアーの各ペアが同組で対決し、9ホールに設定された各ステージをストローク形式のダブルス戦で争った。

1stステージのフォアボール(各自のボールをプレーして良い方のスコアを採用)ではJLPGAが圧倒した。岩井明愛と岩井千怜、申ジエ(韓国)と櫻井心那、山下美夢有と小祝さくらの全組が1位となり、ステージ最大得点の12ptを獲得。JGTOとPGAに9ptの大量リードを奪った。

2ndステージのフォアサム(1つのボールを交互に打ち合う)でも、メンバー固定のJLPGAはトップの岩井姉妹が1位で終え、前ステージに続けて2連勝。2組目の申と櫻井もPGAと1位を分け合い、3組目のホールアウトを前に勝利を決定づけた。

岩井明愛がMVPを獲得した(撮影/石井操)

【1stステージ】フォアボール方式
<第1組>
JLPGA:4pt(-6)岩井明愛 & 岩井千怜
JGTO:2pt(-5)蝉川泰果 & 金谷拓実
PGA:0pt(-4)P.マークセン & I.J.ジャン

<第2組>
JLPGA:4pt(-6)申ジエ & 櫻井心那
JGTO:1pt(-5)平田憲聖 & ソン・ヨンハン
PGA:1pt(-5)藤田寛之 & 山添昌良

<第3組>
JLPGA:4pt(-8)小祝さくら & 山下美夢有
JGTO:0pt(-4)石川遼 & 稲森佑貴
PGA:2pt(-6)久保勝美 & 塚田好宣

JLPGA:12pt/JGTO:3pt/PGA:3pt

【2ndステージ】フォアサム方式
<第1組>
JLPGA:6pt(-5)岩井明愛 & 岩井千怜
JGTO:4pt(-4)平田憲聖 & 蝉川泰果
PGA:2pt(0)山添昌良 & P.マークセン

<第2組>
JLPGA:5pt(-5)申ジエ & 櫻井心那
JGTO:2pt(-1)稲森佑貴 & 金谷拓実
PGA:5pt(-5)久保勝美 & 塚田好宣

<第3組>
JLPGA:4pt(-2)小祝さくら & 山下美夢有
JGTO:4pt(-2)石川遼 & ソン・ヨンハン
PGA:4pt(-2)藤田寛之 & I.J.ジャン

JLPGA:15pt/PGA:11pt/JGTO:10pt

【総合成績】
JLPGA:27pt/PGA:14pt/JGTO:13pt

PGAチーム(撮影/石井操)
JGTOチーム(撮影/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン