今回は、これからの季節にぴったりな「薪ストーブ用ファン」と「戦闘飯盒二型」をご紹介します。薪ストーブは煙突に取り付けるタイプの珍しいタイプ。そして、戦闘飯盒の方は人気のタイプが格安で出ておりました!
煙突用ストーブファン 税込3,999円
まず最初にご紹介するのは、電源のいらない薪ストーブ用ファンの煙突に取り付けるタイプです。
冬キャンプで薪ストーブを使う方にはかなり便利なストーブファン
このタイプはまだ一般的に出回ってないようで、パッケージの様子を見ても日本のアウトドアショップでは売ってないようなものだと思います。
薪ストーブ用ファンを使ったからといって、テント内全体が均一な温度になるというほどではありません。
冬のキャンプはとにかく寒いので、布1枚のテントの中は、薪ストーブ等を使用しても場所によって温度差が非常に激しいです。
下の方はかなり寒く、隙間風が入ってきたらなおさら。そんな状況でファンを使うと、座っている高さくらいまでは暖かくできるというような、リアルな状況を示してるんじゃないかと思います。
ファンがないと、上の方ばかり熱くなってしまい、全然効率的じゃないですよね。
ストーブの上に置くタイプは、筆者も使ったことはありますが、確かにいいですよ。
電源がいらないし、薪をくべて使ってる間は、ずっと回っていてくれます。
ファンが止まるのは、薪ストーブの火が消えた時。ストーブをつけてない時は、そもそも暖かくないので回らないし、つけた時だけ回るという素晴らしいアイテムだと思いました。
しかし、最近の薪ストーブは小型化が進んでいるので、置き型ファンだと天板の上にクッカーとかヤカンなどを置くスペースがなくなってしまいます。
このように、ストーブファンは「ストーブの天板上で邪魔になる」というのがデメリットに感じて、吊るすタイプの充電式のファンを使うことが多いんですが、煙突につけられるんならいいんじゃないかと思いました。
開封して中身を見てみます
本体構造は、今までのストーブの上に置くタイプとそんなに変わりません。
熱を電気に変えてファンが回り出す。
プロペラは剥き出しですね。
このまま持ち運ぶとファンが曲がってしまうのが怖いので、箱は必須でしょう。
設置面がちょうど煙突の形に曲がっているし、内側に出っ張りがあって引っかかるようになってるので、リングが引っかかって落ちないということですね。
これを使うには、マイナスドライバーが必要です。箱の中に、ドライバーを1本入れておいた方がいいかもしれませんね。
実際にキャンプで使用してみます
リングを狭めるのが結構大変。
太い煙突につけるのを想定した大きさになってるから、キャンプ用の細い煙突につける場合は、細いリングをホームセンターとかで探した方が良さそうです。
60mmの煙突だと閉まらない・・・この煙突だんだん太くなるので、1番太いところだとギリギリ引っかかりました。
もうちょっとしっかり止まるリングをつけた方がいいかもしれませんが、とりあえず太いところで締めることができました。
今回は試すためにこれでやりますが、後ほど改めて径がもっと狭いリングを買ってこようと思います。
60mm前後の煙突には、最初からついてるリングだと大きすぎて合いませんね。
薪ストーブに火を入れます。火をつけてから10分ぐらいで回り出しました。
ティッシュがなびくぐらいの風は出てますね。羽の形が全く見えないくらい扇風機のように回っています。
いい感じで燃えているので、これだけの風量があればテント内の空気をかき混ぜる効果は、それなりにあるんじゃないでしょうか。
少なくとも、天板に置くタイプのファンと同じくらいの能力は十分ありそうです。
このファンの利点である「天板が自由に使える」というところをやっておきましょう。
上にファンがあるので、手に当たらないように気をつけなければいけません。
小型の扇風機くらいの風が来てますよ。
薪ストーブにヤカンが乗って、扇風機が回ってるっていう面白い感じですが、いいですね。
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今回はこれからの冬キャンプの時期に向けて、面白いものが手に入ったなっていう感じで嬉しいです。
Field to Summit アーミークッカー 税込4,980円
戦闘飯盒二型が、ついに定価5,000円を切ってまりました。ナフコのオンラインショップで税込み4,980円でした。
話題になっている戦闘飯盒二型が格安で!
このField to Summitというのは、富士見産業株式会社というところで、フレイムストーブシリーズ等も出されています。比較的安価なキャンプ用品のラインナップが多いブランドです。
そのField to Summitが、いきなり戦闘飯盒二型を出してきたということで、ついに大台の5,000円を切ってくれました。
実は筆者は元々普通の兵式飯盒を使っていました。ただ、4合炊きでソロに使うにはやはりサイズが大きいので、今年ワークマンで出た兵式飯盒をそのまま1/2スケールにしたようなものを使用しています。
なので、現在、飯盒はメインでワークマンかメスティンを使ってるくらいです。
ただ、この戦闘飯合二型は、日本で昔からよく売られてた普通の飯盒とは違い、ミリタリーテイストが強いデザインで、水蒸気炊飯などの便利な調理法も話題になってますから、この形の飯盒がまさに今人気なんですよね。
昨年、話題になっていたロスコの戦闘飯盒ニ型を筆者も購入はしていたんですが、かっこいいなと思って眺めつつ、実際には兵式飯盒を使用していました。
個人的には、この戦闘飯盒はかっこいいんですが、結構高いんだなと感じておりました。
1万円とか、それ以上するものも多いんですよね。
もっと安いものも出るといいのになと思ってたんですが、富士見産業さんからこちらのアーミークッカーが5,000円を切って出てきました。
この形のものは、今、色々なメーカーから出回っていますので、もっと安価なものが出ると自分の好きな形を手に入れたい人から、もっと気軽に戦闘飯盒を試してみたいなっていう人まで、選択肢が広くなって良いなと思いました。
開封して中身を確認していきます
「失敗しない水蒸気炊飯」はすごく便利らしく、いい機会なので今回やってみようかなと思います。
Field to Summitのアーミークッカーを開封しました。チタニウムグレーみたいな色してかっこいい。
横の金具が真鍮っぽい感じになって、ロゴが入っている。
以前購入したField to Summitの4合炊きの飯盒は、本体にロゴが刻印されていて結構目立ってたんですよね。
今回は本体すっきりしていて、金具にちょこっと入ってましたので、個人的には良かったんじゃないかなと思いました。
少なくとも、筆者が持ってるロスコの戦闘飯盒二型とほぼ同じ形をしておりますね。
ロスコのハンドルは、別売で短いのを買ったんですよ。短いやつにしたことで収まりもいい塩梅になりました。
Field to Summitのは、ちょっと長めなハンドルが標準でついていました。
ハンドルを持ち上げると前転してしまいますが、このハンドルはロックがかけられるんです。強めに持ち上げてあげるとロックがかかるので、この状態なら問題なく安定して吊り下げられます。
ゆるゆるな状態だと、ハンドルと金具が付いてるので重心が前に行ってしまいますが、ロスコは持ち上げるだけで半ロックがかかるような感じになるんですね。
試しにField to Summitにロスコのハンドルをつけてみると、ロスコのハンドルだとちゃんと止まってくれました。
両者のハンドルを見ると、Field to Summitの方がより狭くなっていました。
他の戦闘飯盒がどうなのか分からなくて、なんかおかしい感じもするんですが、ロックかければ大丈夫という状態です。
あとは別売のロスコのハンドルをつけても、一応大丈夫そうでしたね。
詳細を見ていきます
蓋にはハンドルが付いていて、簡易的なフライパンとしても使える。ロスコのものと比較しても、ほぼほぼ同じに見えますね。
ハンドル形状がちょっと違うくらいで、サイズもほぼ同じですね。
かなり近いサイズ感。中蓋は形状は違うものの、深さはほぼ一緒。水蒸気が出るための穴も開いてます。
本体もほぼ一緒ですね。厚みもそんなに違いはないように感じます。
お互いにハンドルを外した状態で、Field to Summitは342g。ロスコは322gでした。
金具の重さが違うなど細かいこともありそうですが、重量はちょこっと重い程度なので、厚みはほぼ一緒だと思います。
実際に使用してみます
それでは使ってみたいと思います。
お米1合を水蒸気炊飯して、下で同時にレトルトカレーを茹でるというのをやってみたいと思います。
まずお米に水を200ml。多分水蒸気炊飯はそこまで細かい調整しなくても、美味しく炊けるんでしょうね。
下にも水を入れてきたので、レトルトカレーを入れてセットします。
蓋を押して下に物が入れてあれば、さすがにバランス崩れないとは思うんだけど、持ってみるとちょっと怪しいですね。
火加減気にしなくても美味しくできるという話もあれば、強火で湯気が出たら火を弱めてそこから15分ぐらいっていう話もあります。「焚き火でもできる」みたいなので、少々アバウトでもうまくいくんでしょうね。
湯気が出てきたのでちょっと弱めますが、このままあと15分ぐらい火にかけます。
火を止めて15分ぐらい蒸らして、開けてみましょう。
おおめっちゃ美味しそうに炊けている!完璧な炊き上がり!
熱いので、手袋とかした方がいいと思います。
中蓋の方も焦げつかないし、確かに便利ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は薪ストーブのキャンプに活躍してくれそうな煙突に取り付けるファンと、ついに税込み5,000円を切った戦闘飯盒タイプの新型クッカーをご紹介させていただきました。
薪ストーブファンはなかなか良かったですね。冬になったら、どんどん使ってみようかなと思いました。
戦闘飯盒タイプのクッカーは、ハンドルの具合が少々怪しかったですけど、それ以外のサイズ感や仕様は、今人気の戦闘号二型とほぼほぼ同じようなものでしたし、このチタニウムグレーみたいな色もかっこいいなと思います。
少しでも低価格で手に入れたいなという方には、とても良いんじゃないかと思いました。
というわけで、今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。