プログラミング 水川君が最優秀 岡山で小学生のアワード審査会

考案したプログラムを発表する水川君

 岡山県内の小学生が自作のプログラミング作品の技術やアイデアを競う「おかやまキッズプログラミングアワード」(山陽新聞社など主催)の審査会が10日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であった。倉敷市立万寿東小6年水川稜己(いずき)君(12)が最優秀賞に輝いた。

 テーマは「みんなのみらい」。書類審査を通過した9人と1チームが、美化意識向上を訴えるごみ拾いゲームや、家電の通知音をライトに変換し聴覚障害者に伝える装置といったアイデアを発表した。県内の教育関係者ら5人が、発想の独自性などを審査した。

 水川君は、自動車のアクセルとブレーキの踏み間違いを解決するシステムを考案。大手自動車会社のホームページを参考にプログラミングし車の模型で動きを再現した。「努力が評価され、達成感が大きい」と喜んだ。

 水川君は来年3月に東京都で開かれる全国大会に県代表として出場する。

 他の受賞者は次の皆さん。(敬称略)

 優秀賞 坂口啓太(総社・総社6年)▽両備システムズ賞 山下桃子(岡山・江西4年)▽アイデア賞 森寿々菜(備前・香登4年)

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