J2昇格ならずの今治が工藤直人監督の退任を発表 「昇格に必要なことを考えてやってきましたが…」

退任が決まった工藤監督[写真:©︎J.LEAGUE]

FC今治は10日、工藤直人監督(41)の退任を発表した。

工藤監督は2012年から今治のユース監督やモデル事業部部長、トップチームコーチを務め、2018年6月から半年間はトップチームを指揮。2019年以降は再びコーチやU-18監督を務めたが、今年8月の髙木理己前監督の解任を受け、ヘッドコーチから正指揮官へと昇格していた。

クラブは明治安田生命J2リーグ昇格に向け、J3・4位とそれほど悪くない成績の中で指揮官交代へと踏み切ったが、当時と変わらない4位でシーズンを終え、J2昇格を逃している。

工藤監督はクラブを通じてコメントしている。

「FC今治に関わる全ての方へ。この度、監督を退任するようになりました。J2昇格するために必要なことを考えてやってきましたが、成果を残すことができませんでした。短い期間でしたが、素晴らしい選手とスタッフには心から感謝しています」

「また、FC今治の活動にご支援・ご声援してくださったパートナー企業様・Voyageの皆様・サポーターの皆様にJ2昇格の瞬間を一緒に味わうことができなかったこと、本当に申し訳ございません。今治モデルの選手や指導者・保護者、バックスタッフの方、いつも朝早くから遅くまでFC今治のために、本当にサポートありがとうございます」

「FC今治には、明るい未来が待っています。きっと、今治ファミリーを笑顔にしてくれます。2024年はFC今治にとって素晴らしいシーズンになることを願っております」

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