サッカー高校世代最高峰の「高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ」で東西王者が激突する「ファイナル」が10日、さいたま市の埼玉スタジアムで行われ、青森山田(東地区)がサンフレッチェ広島ユース(西地区)を2-1で破り、4年ぶり3度目となるファイナル制覇を果たした。
青森山田は後半4分、右サイドを崩され、先制点を許した。その後、猛攻を仕掛けながら得点を奪えずにいたが、迎えた後半45分、左からDF小沼蒼珠=そうじゅ=(2年)が投じたロングスローが相手GKの指先をかすめてゴール。土壇場で同点として勢いを増すと、後半アディショナルタイム4分、DF小泉佳絃=かいと=(3年)からのスルーパスに抜け出した途中出場のFW津島巧(同)がGKとの1対1を落ち着いて右足で決めて逆転。直後に試合終了の笛が鳴り、劇的勝利で日本一を手にした。