【League of Legends】日本プロリーグ「LJL」が2024年よりPCS参入決定。世界大会への道のりは険しく

今年の世界大会である「Worlds 2023」が終わり、『リーグ・オブ・レジェンド』のオフシーズンが本格的に始まりました。ゲームシステムの変更やアイテムの調整、そしてチームの再編ももちろんですが、各種プロリーグの仕様も変更されています。日本リーグであるLJLも、大きな変革を免れないようです。

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2024年度LJLの変更点

大きな変更として、来年よりLJLが「Pacific Championship Series」(以下、PCS)に編入されます。PCSはアジア太平洋地域のプロリーグであり、主に台湾・香港・マカオのチームが活躍するリーグとなっています。2023年度世界大会だとPSG TalonとCTBC Flying Oysterの2チームがPCSから参戦しています。どちらも歴史ある、かなりの強豪チームです。

LJLは今まで独立したプロリーグとして、トップチームが世界大会であるWorldsの参加枠を用意されていました。今回LJLがPCSに編入になったことにより、この1枠はなくなります。つまり国内リーグを勝ち抜くことによる世界大会への直通切符がなくなり、PCSのプレーオフを勝ち抜かないと世界大会に出場できなくなったということです。

また、LJLと同様にオーストラリアのLCOもPCSに編入となりました。これによりPCSは今までの台湾・香港・マカオにさらに日本とオーストラリアのチームが加わり、世界大会出場を目指して競い合うリーグとなります。

今後のLJL

基本的にはLJLの通常シーズンは今まで通り国内での実施となり、上位2チームがPCSのプレーオフに参加することになります。国際戦におけるLJLは残念ながら弱小リーグであり、国内1強であったDFMが毎年世界大会に参戦するものの、ほとんどの場合プレーインで敗退、2023年度は1試合も勝利できず最下位での敗退となりました。また、PCSはそれ自体が非常に競争率の高いリーグ。現状のLJLではPCSのプレーオフを勝ち抜くのは非常に困難と言わざるをえないでしょう。ただし、LJLがここ数年停滞していたのも事実です。DFMに太刀打ちできるチームは生まれず、そのDFMも年2回の国際大会に出場してすぐに敗退するばかり。今回のPCS編入によって国外の強豪チームと試合をする機会も増え、また上位2チームがプレーオフ進出となるのでリーグ全体として経験がより積めるようになるでしょう。

今回の変更がLJLにとって、いかに作用するのか。国内リーグが、さらなる飛躍を遂げれるのかどうか。来年の動向に、シーン中の注目が集まっています。

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