福井市長に西行氏初当選 元県議との一騎打ち制す

福井市長選で初当選を決め、万歳する西行茂氏(左から2人目)。右端は福井県の杉本達治知事=10日夜

 任期満了に伴う福井市長選は10日投開票され、無所属新人の前副市長西行茂氏(69)=自民、立民、公明、国民推薦=が、無所属新人の元県議鈴木宏治氏(50)を破り、初当選を果たした。投票率は41.16%で、前回を3.73ポイント上回った。

 西行氏は市内の事務所で支援者を前に「皆さんに一生懸命応援していただいた。福井を楽しい、元気で安心の町にしたい」と語った。

 今期限りで退任する東村新一市長(71)の4期16年にわたる市政運営への評価が主な争点となった。東村氏の下で副市長を務めた西行氏は市政の継続を掲げ、鈴木氏は刷新を訴えた。

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