米、イスラエルに砲弾売却 緊急措置、戦車用1万発超

 【ワシントン共同】米政府は10日までに、イスラム組織ハマスと戦闘を続けるイスラエルに対し、戦車用砲弾約1万4千発を売却する計画を承認した。緊急を要するとして、議会審査を経ずに進める手続きを取ると議会に8日通知した。議会審査を省略する武器売却は珍しい。

 関連装備を含めた売却総額は1億650万ドル(約154億円)になる見込み。米政府は在庫分の砲弾を売却し、イスラエルの防衛力を高める狙いがあると説明。米軍の即応能力に影響は及ばないとしている。

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