週明け 西から雨エリア拡大 北海道は雪やふぶきに注意 関東で気温大幅ダウン

 週明けのきょう11日(月)の天気トピックスは3つ。1つ目は「西から雨エリア拡大」、2つ目は「北海道は雪やふぶき」、3つ目は「関東や日本海側で気温大幅ダウン」だ。

1つ目「西から雨エリア拡大」

 あす(火)にかけて、日本付近を前線を伴った低気圧が通過するため、けさは九州を中心に雨が降っている。このあと、雨の範囲が東へと広がる見込み。西日本は少雨が続いていたが、ようやくまとまった雨が降りそうだ。中国地方や四国は午前中から、近畿は夕方から、北陸と東海は夜から、本降りの雨になる見通し。本降りになる前からにわか雨の所があるかもしれない。また、九州や四国では、夕方以降、局地的に激しい雷雨になるおそれがある。風も強まり、横殴りの雨になる所もありそうだ。

 関東も、週末の晴天から一転、雲が増えて、昼間は南部を中心に弱い雨の可能性がある。夜遅くからは広い範囲で本格的に雨が降り始める見込み。東北も日中、広く晴れ間があるが、夜遅くになると次第に雨や雪が降りそうだ。落ち葉の多い所では、路面がすべりやすくなったり、側溝につまり道路が冠水しやすくなったりするため、路面の状況には気をつけたい。

2つ目「北海道は雪やふぶき」

 一方、北海道は、太平洋側を中心に晴れるものの、日本海側では午前中を中心に雪が続きそうだ。風が吹きつけ、ふぶきになる所もある見通し。引き続き、積雪や路面の凍結、ふぶきに注意が必要になる。午後は雪が次第に収まるが、強風は残る見通し。

3つ目「関東や日本海側で気温大幅ダウン」

 最高気温は、関東や北陸から西の日本海側できのうより5℃以上も低く、東京都心は15℃、金沢では12℃にとどまる予想。日差しも少なくなるため、きのうとの体感が大きく変わりそうだ。服装選びに注意したい。その他の地域も、きのうより低くなるが、東海から西の太平洋側は17℃前後の所が多くなる予想。北日本は札幌で0℃など、真冬並みの寒さの所がある見込み。

 今週は、気温の変動が大きくなるため、体調管理に気をつけたい。

(気象予報士・丸田絵里子)

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