【香港カップ】ヒシイグアスが最先着、モレイラ「不利がもったいなかった」…レース後コメント

12月10日、香港のシャティン競馬場で行われた8R・香港カップ(G1・3歳上・芝2000m)でJ.マクドナルド騎乗、ロマンチックウォリアー(せん5・香・C.シャム)が快勝した。2着にルクセンブルク(牡4・愛・A.オブライエン)、3着にヒシイグアス(牡7・美浦・堀宣行)が入った。勝ちタイムは2:02.00(良)。

日本から参戦した川田将雅騎乗、プログノーシス(牡5・栗東・中内田充正)は5着、D.レーン騎乗、ローシャムパーク(牡4・美浦・田中博康)は8着、に敗れた。

3頭が横並びで大混戦

香港カップ・ロマンチックウォリアーとJ.マクドナルド騎手 (C)Yushi Machida

香港のロマンチックウォリアーが大混戦のゴール前を制した。直線では早め先頭から押し切りを図ったロマンチックウォリアー。外からアイルランドのルクセンブルク、さらにはその間からヒシイグアスが迫り、3頭が互いに譲らぬ激しい追い比べを展開。それでも最後まで先頭を譲らなかったロマンチックウォリアーが見事に凌いだ。日本勢はヒシイグアスが後方4番手、プログノーシス、ローシャムパークは最後方を形成、直線で差し脚を伸ばしたが、最先着はヒシイグアスの3着だった。

3着 ヒシイグアス
J.モレイラ騎手
「素晴らしい走りでしたが、直線での不利が少しもったいなかったです」

5着 プログノーシス
中内田充正調教師
「僅差の競馬で悔しい内容だったんですけれども、馬は一生懸命走ってくれたかなと思います」

8着 ローシャムパーク
田中博康調教師
「スタートが少しうまく出れませんでした。この馬そういうリスクがあることは承知でいました。リズム自体は良かったとは思うんですけど、ジョッキーは、『距離ロスをした分』だと言ってましたが、それにしても着差を考えると、パフォーマンスが少し落ちてる感触です。もうひとつ上手い状態に持っていけてなかったのかもしれません。2頭(レーベンスティール)ともちょっと厳しい結果に終わってしまったので、とても人気もいただいていただけに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

【全着順】
1着 ロマンチックウォリアー・香
2着 ルクセンブルク・愛
3着 ヒシイグアス・日
4着 ストレートアロン・香
5着 プログノーシス・日
6着 ソードポイント・香
7着 ニンブルニンバス・香
8着 ローシャムパーク・日
9着 マネーキャッチャー・香
10着 オリゾンドレ・仏
11着 チャンピオンドラゴン・香

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