【香港マイル】モレイラ「スムーズに行かなかった」…レース後コメント

12月10日、香港のシャティン競馬場で行われた7R・香港マイル(G1・3歳上・芝1600m)でC.ホー騎乗、ゴールデンシックスティ(せん8・香・K.ルイ)が快勝した。2着にヴォイッジバブル(せん5・香・P.イウ)、3着にナミュール(牝4・栗東・高野友和)が入った。勝ちタイムは1:34.10(良)。

日本から参戦したJ.モレイラ騎乗、ソウルラッシュ(牡5・栗東・池江泰寿)は4着、川田将雅騎乗、セリフォス(牡4・栗東・中内田充正)は7着、C.デムーロ騎乗、ディヴィーナ(牝5・栗東・友道康夫)は11着、北村友一騎乗、ダノンザキッド(牡5・栗東・安田隆行)は12着に敗れた。

日本勢はナミュールが3着

香港マイル・ゴールデンシックスティとC.ホー騎手 (C)Yushi Machida

1番人気に支持された香港の8歳馬・ゴールデンシックスティが圧勝。道中は中団でしっかりと折り合い、直線であっさりと後続を突き放してライバルを圧倒した。4月以来の実戦も全く問題にせず、このレース3度目の制覇。香港のスターホースが鮮やかに抜け出した。日本勢は外から差し脚を伸ばしたナミュールが3着に飛び込んだ。

3着 ナミュール
W.ビュイック騎手
「素晴らしい走りでした。今日の末脚も素晴らしかったし、道中の位置どりも悪くなかったです。スーパー牝馬になってきましたね」

高野友和調教師
「力を振り絞って最後の直線走ってくれました。3着でしたけれど、馬の現状の力は十分に発揮出来たんじゃないかなと思います。勝ちにきて3着なので、満足とは言わずに、次の糧にしていきたいなと思います。(勝ち馬は)やっぱりスターホースだなと思いましたし、チャンピオンホースの走りでした」

4着 ソウルラッシュ
J.モレイラ騎手 「残念ながら完璧な走りではありませんでした。スムーズにいかなかったのですが、とても強い馬で非常に誇りに思います」

7着 セリフォス
中内田充正調教師
「状態は良かったのですが、終いちょっと伸びきれずでした。原因として考えられるのは、初めてタイトな競馬のところから伸びてくるっていうところと、洋芝。タフな馬場で伸びきれなかったかもしれません」

C.デムーロ「タフなレースになった」

香港マイル・ディヴィーナとC.デムーロ騎手 (C)Yushi Machida

11着 ディヴィーナ
C.デムーロ騎手
「ディヴィーナにとってはタフなレースになりました」

友道康夫調教師
「無事に走ってくれて満足しています。やっぱりこの血統らしく現地に着いてもすごく落ち着いていたので、海外遠征の適性はあったなと思います」

12着 ダノンザキッド
北村友一騎手
「リズムよく、リラックスして3、4コーナーにかけて走れたとは思います。直線手前変わってから、もうひと伸びしてくれるかなと思ったんですけど、ちょっとタフな馬場コンディションで前に壁を作れなかった分もあってなのか、ちょっと伸びを欠いてしまいました。香港まで来させていただいて、騎乗依頼をいただいて、本当に関係者の方々に、何より感謝したいと思いますし、自分自身もこれからのジョッキー人生において、この経験を糧に、もっともっと成長していきたいと思います」

【全着順】
1着 ゴールデンシックスティ・香
2着 ヴォイッジバブル・香
3着 ナミュール・日
4着 ソウルラッシュ・日
5着 ビューティージョイ・香
6着 ビューティーエターナル・香
7着 セリフォス・日
8着 エンカウンタード・香
9着 リムズコジオスコ・星
10着 カイロ・愛
11着 ディヴィーナ・日
12着 ダノンザキッド・日
13着 カリフォルニアスパングル・香
14着 トリバリスト・仏

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