寄付で女性活躍の社会を 「大津ゾンタ」が恒例のチャリティーバザー 服やパン販売し盛況

福祉活動団体などに寄付するために大津ゾンタクラブが開いたクリスマスチャリティーバザー(大津市浜町・琵琶湖ホテル)

 女性の地位向上や子育て支援に取り組む奉仕団体「大津ゾンタクラブ」はこのほど、大津市内でクリスマスチャリティーバザーを開いた。会員が不要になった食器や服を持ち寄ったほか、菓子やパン、アクセサリーなどの販売ブースもあった。収益は福祉活動団体などに寄付する。

 同団体は、世界的な奉仕団体「国際ゾンタ」の傘下組織として1999年に設立された。現在の会員は市内外の女性33人で、クリスマスバザーは設立当初から毎年実施している。趣旨に賛同して出店した事業者も売り上げの一部を大津ゾンタに寄贈する仕組みで、バザー収益と合わせ、国際ゾンタのほか、子育て支援や子どもの居場所づくりに取り組む市内のNPO法人などに贈っている。

 今年は3日に開き、菓子製造販売業者やパン店、湖魚の加工品販売店、漬物店、かばん店、アクセサリー作家グループなど18業者が出店した。皿や椀(わん)、上着、靴などのバザー収益と合わせ、計28万円が集まった。

 伊東信子会長は「集まった寄付金を、社会を良くする活動に役立てるとともに、同志を増やして、女性がのびのびと活躍できる社会をつくっていきたい」と話していた。

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