祈り込めて破魔矢作り 鹿島神宮で正月準備 茨城

新年に向け進む破魔矢作り=鹿嶋市宮中の鹿島神宮

毎年多くの初詣客が訪れる茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で、縁起物作りなどの新年を迎える準備が進められている。

同神宮では、正月の縁起物「破魔矢」を約1万5千本用意する予定。師走に入り、来年のえと「辰(たつ)」が描かれた絵馬を破魔矢に取り付ける作業が最盛期を迎え、神職や巫女(みこ)が一つ一つ丁寧に仕上げている。祭儀部長の吉田裕史禰宜(ねぎ)は「一人一人が健康で平穏に一年暮らせるよう祈りを込めて調製している」と話した。

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