ヘッジスが2年ぶりにガーディアンズへ復帰 1年400万ドルで合意

23歳の若き正捕手、ボー・ネイラーを支えるベテラン捕手を探していたガーディアンズは、2022年までチームに在籍していた守備型捕手を呼び戻すことを決めたようだ。日本時間12月11日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、ガーディアンズはレンジャーズからFAとなっていた31歳の捕手、オースティン・ヘッジスと1年400万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。5年連続打率1割台と全く打てないヘッジスだが、堅守には定評があり、若いネイラーのよき手本となりそうだ。

2015年にパドレスでメジャーデビューしたヘッジスは、2020年8月末にマイク・クレビンジャーらとのトレードでカル・クアントリル、ジョシュ・ネイラー(ボー・ネイラーの兄)らとともに当時のインディアンス(現ガーディアンズ)に加入。2021年は88試合、2022年は105試合に出場し、正捕手格としてプレーした。

パイレーツと1年契約を結んだ今季は、若いチームのなかで経験を生かして存在感を発揮。8月には捕手に故障者が発生していたレンジャーズへ移籍し、最終的にはジョナ・ハイム、ミッチ・ガーバーに続く3番手捕手としてチームを支え、ワールドシリーズ制覇を経験した。2チーム合計で82試合に出場し、打率.184、1本塁打、16打点、OPS.461と貧打は相変わらずだったが、球界屈指のフレーミング技術を誇るディフェンス能力の高さは今季も健在だった(守備防御点+11)。

ガーディアンズの正捕手を担うネイラーはどちらかといえば打力先行型の捕手で、メジャーでの出場も通算72試合だけと経験不足も目立つ。投手とのコミュニケーション方法や試合全体をコントロールする方法など、まだまだ学ぶべきことの多いネイラーにとって、球界を代表する守備型捕手の1人であるヘッジスはよき手本となるはずだ。また、ガーディアンズは非常に若手の多いチームであり、今季のパイレーツでもそうだったように、ヘッジスにはリーダーシップを発揮することも求められるだろう。

今季は1年契約で獲得したマイク・ズニーノが期待外れだったガーディアンズ。来季は若き正捕手のネイラーを経験豊富なヘッジスがサポートする体制で戦っていくことになる。

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