夜、1人で交差点中央に立つ4歳男児 帰宅中の大学生、自分の上着着せ保護 茨城県警高萩署が感謝状

大久保昌範署長(右)から感謝状を受け取った浅川進次郎さん=高萩市高戸

迷子になった男児を保護したとして、茨城県警高萩警察署(大久保昌範署長)は、同県高萩市の大学2年生、浅川進次郎さん(19)に感謝状を贈った。

同署などによると、6日午後8時15分ごろ、大学から車で帰宅途中だった浅川さんが同市本町の交差点中央に立つ男児(4)を発見。近くに家族が見当たらず危険と判断し、声をかけた。男児が薄着だったため自身のジャンパーを着せ保護し、車に乗せて高萩駅前交番(同市高萩)に送り届けた。

浅川さんは「保護するのが初めてだったので緊張したが、助けられて良かった」と笑顔。大久保署長は「浅川さんの行動が交通事故を防ぎ、命を救った」と感謝を述べた。

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