BOLDLY、自動運転EV「MiCa」の公道での運行実証に協力

BOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)は11月15日、 FUKUOKA Smart EASTモビリティ推進コンソーシアム※1が実施する、自動運転レベル4対応の自動運転EV「MiCa(ミカ)」運行の実証実験への協力を発表した。

※1 構成員:福岡市、九州大学、UR 都市機構、福岡地域戦略推進協議会(プレスリリースより)

同実証は、11月22日~12月3日に福岡市のJR箱崎駅周辺の公道で実施する。BOLDLYは、「MiCa」のナンバープレートを10月に取得。同車両が公道を走行するのは、国内初※2だ。同社は、「MiCa」の運行を行うほか、BOLDLY が開発・提供する運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を用いて運行管理を実施するという。

※2 BOLDLY 調べ、11月13日時点(プレスリリースより)

BOLDLYら開発の「MiCa」日本仕様モデル、ナンバープレート取得

ソフトバンク株式会社は10月23日、同社子会社のBOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)開発の「MiCa(ミカ)」日本仕様モデルが自動車登録番号標(ナンバープレート)※を取得したと発表。これにより、「MiCa」は公道で走行することが可能になる。※ 種別:普通、用途:乗用「MiCa」...

同実証の具体的な内容としては、地域住民の生活に密着した医療施設や商業施設、公園などの計8カ所にバス停を設けた片道約1.8kmの往復ルートで「MiCa」を運行(計12便/日)。地域住民に加え、来訪者の移動手段として活用してもらう予定だ。

また、「MiCa」は、自動運転レベル4での走行を見据えて障害物回避機能を搭載している。そのため、ルート上に駐車車両などの障害物があった場合には、一定の範囲内で障害物を自動で避けて走行することができる。くわえて、同社は、この実証を通して、国内初となる公道での「MiCa」の走行検証を行うほか、将来の定常運行を見据えた課題の洗い出しなどを行うという。

なお、BOLDLYは、自治体や地域の交通事業者などと連携しながら、自動運転技術の活用による公共交通の課題解決や地域活性化を推進する。そして、全ての人々が自由に、便利に、安全に移動できる世の中の実現を目指していくと述べている。

(11月27日追記)

11月25日にJR箱崎駅東口のロータリー内で事故が発生し、11月26日以降の運行は一旦見合わせている。

(12月8日追記)

12月8日に運行を再開した。また、実証終了日を12月3日から12月14日に変更している。

(出典:BOLDLY Webサイトより)

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