アジフライ定食
ふと耳を傾けると、そこにはその町でしか聞くことのできない音色がある。愛知県出身、乃木坂46の佐藤楓が、その町でしか聞く事のできない「オンリー1の音色」をキーワードに音集めの旅に出かけます。
乃木坂46・佐藤楓
今回訪れたのは名古屋市の北西部に位置し、名古屋市内屈指のベッドタウンとして発展した名東区。今もなお豊かな自然を有する閑静な新興住宅街で音集めです。
料理教室のベテラン先生が手掛ける「海苔弁当」の音色
海苔弁当
「momの店」は名東区で人気の小さなお弁当屋さん。名東区で30年以上料理教室の先生を続けてきた南方直美さんが、「愛情ある手作り料理をたくさんの人に届けたい」という思いから始めたお店です。
3年前にオープンした「momの店」では、地元の野菜を中心に手作りのこうじ調味料を使う料理をメインとした弁当を販売。大きな焼き鮭や玉子焼きなどが手作りの惣菜が6種類ほど入った「プレミアム海苔弁」は、1日15食限定の人気メニュー。今日もお客さんの「おいしそう」が響きます。
仲良し主婦が営む定食屋の人気メニュー「アジフライ定食」の音色
アジフライ定食
お客さんたちがおいしそうに頬張るのは、サクサクに揚がったアジフライ。魚料理がメインの定食屋「ユミッチ」の人気メニューです。中学時代から同級生という仲良し主婦の奥村道代さんと伊藤裕美さんが始めました。
アジフライに使われるのは、伊藤さんのご主人から毎朝届く新鮮なアジ。伊藤さんのご主人は名古屋中央卸売市場の仲卸で働いています。ピカピカのアジに小麦粉、卵、パン粉で衣づけし、油でカラリと揚げれば美しいきつね色のアジフライが次々に出来上がります。
「ユミッチ」のアジフライは1日200枚ほど揚げる人気のメニュー。ガブッとかぶりつくと、サクッと香ばしい音が口いっぱいに広がります。
老舗米屋に響く「お餅作り」の音色
お餅作り
おしゃれな外観の「オコメコウボウ 本郷店」は、名東区で長年愛されてきた老舗のお米屋さん。常連さんがこの時期楽しみにしているのが、毎年正月に向けて販売されるお餅です。
約40年前に中区から名東区へと移転した「オコメコウボウ 本郷店」を切り盛りするのは、3代目の鈴木聡平さん。味が良いといわれる品種「羽二重餅」という餅米をしっかり浸水させたのち、昔ながらのせいろでふっくらと蒸し上げます。これを餅つき機でしっかりとついてから型に入れて伸ばせば、のし餅の出来上がり。季節を感じる音色が作業場に響きます。
目指すは世界に一足だけのオリジナル手作り靴「靴作り」の音色
靴作り
トントントントンという心地よいリズミカルな音を響かせているのは、靴作りが学べる学校「アトリエブローグ」。12年前に開校した「アトリエブローグ」では、趣味をはじめ本格的に靴作りをしたい人が全国から受講にやってきます。
谷口貞二先生の指導の下、引いた線にそって専用の刃物で革を切断。皮を薄く削る「革すき」を行ったあとは、谷口先生が細かくチェックします。切断した革をミシンで縫い合わせ、靴底を取り付ければ、世界に一足だけのオリジナル靴の出来上がり。コツコツと響く足音に心が弾みます。
名古屋最大級の練習プールに水音が響く「ダイビングスクール」の音色
ダイビングスクール
名東区にある「ダイブプロショップevis」は名古屋で最大級のダイビング練習プールがあるダイビングスクール。「ダイバーに最高の環境を！」を目指し、16年前にオープンしたダイビングスクールでは、今日も自慢のプールでダイビング練習が行われています。
安全を守るために欠かせないのが、ダイビング前に必ず行われるシリンダー内の空気のチェック。チェックが終わったらボンベやマスク、フィンなどの装備を身につけて深さ5メートルのプールへダイブし、練習が始まります。
水中でレギュレーターが外れたときの対処方法も先生からしっかりと学べば、次はいよいよダイビング本番。初心者をはじめ、上級ライセンスの取得もできる「ダイブプロショップevis」。ダイビングツアーも充実しています。
