みそタンクから発見された血痕のついた“5点の衣類”法廷で公開へ 弁護団が疑問点を指摘【袴田さん再審第4回公判】

1966年、静岡県の旧清水市で一家4人が殺害された、いわゆる「袴田事件」で、死刑が確定している袴田巖さんの再審=やり直し裁判の4回目の公判が12月11日、静岡地方裁判所で開かれています。午後には、「5点の衣類」が法廷で公開される予定です。

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<滝澤悠希キャスター>
「午前10時20分です。弁護団が入ってきました。最大の争点『5点の衣類』が法廷で示される第4回再審公判、まもなく始まります」

検察は事件から1年2か月後に現場のみそタンクから発見された血痕のついた衣類=「5点の衣類」について、やり直し裁判の中で「5点の衣類は袴田さんの犯行着衣であり、事件後にみそタンクに隠されたもの」と改めて主張しています。

午後には検察の主張に対して弁護団が反論する予定で、「5点の衣類」のうちズボンとステテコを法廷に展示する予定です。

弁護団は、実物を示しながらズボンのサイズなどについて疑問点などを指摘するとみられます。

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