【袴田事件再審公判】弁護団11日午後5点の衣類の一部を法廷で示しねつ造されたものであることを主張する方針 静岡地裁

いわゆる袴田事件の第4回再審公判が静岡地裁で行われています。弁護団は午後、再審の最大の争点となっている5点の衣類の実物を法廷で示す予定です。

袴田巌さん(87)は1966年旧清水市で一家4人を殺害したなどとして死刑が確定しています。

4回目の再審公判の11日、姉のひで子さんは午前10時半ごろ弁護団とともに静岡地裁に入りました。

午前は検察側が前回に続き、5点の衣類は袴田さんの犯行着衣だと立証しています。

これに対し弁護側は、午後から5点の衣類の一部を法廷で示し、ズボンのサイズがステテコよりも小さいことなどを指摘して、改めて5点の衣類がねつ造されたものであると主張する方針です。

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