冬こそ長野で観光を楽しみたい!観光スポットやグルメ、温泉をご紹介

そもそも長野県はどんな場所?

長野県は、日本で4番目に大きな県で、200万人の人が住んでいます。場所は、日本列島の真ん中あたりに位置し、海には面していませんが、山や川など自然豊かな土地が自慢です。観光スポットも多く、関東や関西の都心からも比較的アクセスしやすいため、多くの人が観光に訪れます。最近は、スノーモンキーやパウダースノーを求めて、冬の長野を目的に来日する海外旅行客も増えています。

長野の冬の基本情報

長野県の最新の冬の平均気温は、以下のとおりです。

最高気温(2022ー2023年)12月:6.2℃、1月:4.5℃、2月:5.8℃

最低気温(2022ー2023年)12月:-2.5℃、1月:-5.3℃、2月:-3.7℃

朝晩はかなり冷え込み、厳しい寒さが予想されます。それでも、日中は意外と気温が上昇する日もあるため、服装に気を付けてください。厚手のコートやジャンパー、セーターの下にもう1枚着て、気温に合わせて脱げるようにしておくのがおすすめです。靴下は念のため2枚履きするか、厚手の靴下を用意しておくと良いでしょう。

山間部や標高の高い高原に行く際は、さらにもう1枚防寒着を持っていくと安心です。

移動手段

東京方面から長野県に行く方法を紹介します。主に新幹線を利用する方法とバスを利用する方法の2つです。

新幹線を利用する方法は、東京駅から北陸新幹線に乗り長野駅まで移動します(所要時間約1時間50分)。新幹線の本数も多く、最短時間で移動が可能です。あえてデメリットを挙げると、大きな荷物を持って移動するのが大変な点が考えられます。

バスを利用する方法は、東京駅やお台場エリア、羽田空港、成田空港(千葉)、横浜(神奈川)など乗車地が選べるのが特徴です。移動時間が長く(約4時間)、1日あたりのバスの本数は限られていますが、乗り換える必要がありません。長野県に初めて行く人におすすめの移動方法です。

長野県内の移動は、JRや私鉄の電車を利用し、駅からはバスやタクシーを利用すると便利です。山間の移動が多いため、各スポットを巡るときは、時間に余裕を持って移動しましょう。旅慣れた人はレンタカーを使うのも良いですが、雪道の走行はスリップする恐れがあります。なるべく交通機関の利用をおすすめします。

【観光】定番の観光地や冬限定の景色が楽しめるスポット7選

ここでは、長野県の定番の観光地や、冬限定の景色が楽しめるスポットを7ヵ所ご紹介します。なお、天候不良やイベントによっては、臨時休業や営業時間を変更する可能性があります。訪れる際は事前に調べてから訪れるようにしてください。

スノーモンキーが見られる「地獄谷野猿公苑」

「地獄谷野猿公苑」は、冬限定でニホンザルが温泉に浸かる姿が見られる人気の観光スポットです。海外でもスノーモンキーとして知られ、毎年多くの海外旅行客が訪れます。標高850mの場所にある地獄谷野猿公苑は、1年のうち、ほぼ三分の一が雪に覆われる厳しい環境です。断崖絶壁やいたるところで温泉の湯気が立ちのぼっている様子から、古代の人が地獄谷と名付けました。

入口から徒歩で約30分歩く山道は自然豊かで、サル以外にもたくさんの野生動物が生息しています。苑内には、日本語のほかに、英語と中国語のパンフレットが用意されています。禁止事項をよく読み、ルールを守ってスノーモンキーを楽しみましょう。

黒と白のコントラストが美しい「松本城」

国宝に指定された「松本城」は、6階建ての木造天守のなかでは日本で最も古い城です。遠くにはアルプスの山々が見え、黒と白のコントラストが映える絶景が楽しめます。天守の観覧はもちろん、城のまわりをゆっくりと散策するのもおすすめです。

毎年1月下旬ごろに「国宝松本城氷彫(ひょうちょう)フェスティバル」が開催されます。世界各国の氷を彫るアーティストが集まり、冬の松本城を盛り上げます。夜になると、「松本市イルミネーション」のイベントも開催され、ライトアップした氷の彫刻はまさに幻想的です。ぜひイベントに合わせて訪れてみてください。

参道の仲見世通りで買い物も楽しめる「善光寺」

「善光寺」は、長野県を代表する大きな寺です。境内には、宿泊して仏教体験ができる宿坊が39ヵ所あります。なかには、海外旅行客の対応ができる宿坊(11ヵ所)もあり、写経や座禅体験など、日本の仏教習慣を体験してみるのもおすすめです。

また、善光寺の参道には仲見世通りがあり、買い物も楽しめます。長野名物のお菓子やおみやげをはじめ、漬物屋にカフェ、飲食店など、歩くだけでも楽しい通りです。まずは、善光寺でお参りを済ませてから、ゆっくりと散策すると良いでしょう。

毎年2月上旬ごろには「長野灯明(たいみょう)まつり」が開催され、善光寺周辺がライトアップします。近くに宿泊する際は、訪れてみてください。

遊覧船やワカサギ釣りなど家族一緒に楽しめる「諏訪湖」

一周が約16㎞ある「諏訪湖」は、遊覧船やワカサギ釣りなど家族で楽しめる観光スポットです。遊覧船は2種類あり、特に白鳥の形をした「すわん号」は子どもに人気の船です。一周約25分かけて、湖内の初島や下諏訪桟橋など、諏訪湖の絶景スポットをめぐります。天気が良い日は富士山まで見えるのが特徴です。

また、冬季限定のワカサギ釣りも人気です。何も用意をしなくても、釣り竿やエサなど準備されているので、気軽に立ち寄れます。冬の諏訪湖は一段と寒さが増しますが、ワカサギ釣りは心配いりません。ドーム型のビニールに囲まれた船に乗って釣りができるため、小さなお子さま連れでも安心して楽しめます。

まるで江戸時代にタイムスリップしたような景観の「中山道・奈良井宿」

「中山道・奈良井宿」は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みが楽しめる観光スポットです。最近では多くの海外旅行客も訪れています。

カメラを片手に建物や通りを撮影するのも良いですが、ぜひ食事も楽しんでみてください。奈良井宿内にある飲食店は、うどんやそば、とんかつなどの和食から石窯で焼いた本格的なピザまで幅広いジャンルの食事が味わえます。長野名物のおやきや五平餅も販売しているので、少し休憩してから散策するのもおすすめです。

雨や雪の日も安心!世界の名画に触れられる「ハーモ美術館」

1990年に開館した「ハーモ美術館」は、雨や雪の日も安心して絵画鑑賞が楽しめる観光スポットです。フランスの画家アンリ・ルソーをはじめ、純粋な視点から自由な感受性を表現した素朴派と呼ばれる画家たちの絵が常設展示されています。

なかでも版画作品を展示している「ティーセントホール」は、吹き抜けの美しい空間が広がり、日によっては音楽会なども催されています。ジャンルを問わない文化芸術の発信の場所として見る価値のある美術館です。館内には諏訪湖と富士山が一望できるティールームや、オリジナルグッズを販売しているミュージアムショップなどもあり、時間をかけてゆっくりと楽しめるスポットです。

子どもと一緒に長野の歴史が学べる「長野県立歴史館」

「長野県立歴史館」は、子どもと一緒に長野の生活の歴史が学べる観光スポットです。常設展示では、古代から現代まで時代を追いながら展示しています。特に原始エリアに展示しているナウマンゾウの模型は大迫力です。一緒に記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。

ほかにも、長野県で出土した土器や陶器が展示されている古代エリアや江戸時代の農家の生活様式が学べる近世エリアがあります。中世・近世・近現代エリアは、当時の長野県の様子を再現した建物が見られます。じっくりと時間をかけて楽しめる、見どころ満載のスポットです。

【グルメ】長野を訪れたら食べたいおすすめグルメ5選

自然豊かな長野県には、美味しいグルメも数多くあります。特に、アルプスの山々から湧き出る天然水を利用して作られた食べ物は、長野県の自慢のグルメです。ここでは定番の長野グルメを中心に、5つ紹介します。

日本三大そば・戸隠そばが有名な「信州そば」

まずは長野県を訪れたら、一度は食べておきたいグルメが「信州そば」です。そば作りに適した涼しい気候ときれいな水に恵まれた長野県は、全国的にもそばの生産量が多いことで有名です。所説ありますが、包丁で細長く切られた「そば切り」の技は、長野県が発祥といわれています。

古くから長野の人に親しまれているそばのなかで、特に有名なそばが「戸隠(とがくし)そば」です。岩手県のわんこそばと島根県の出雲そばに並んで、日本三大そばの一つとして知られています。ぜひ、寒い冬でも、そばの風味が一番感じられる「ざるそば」を食べてみてください。

ボリュームたっぷりの豪快グルメ「山賊焼き」

鶏のもも肉を豪快に焼き上げた「山賊焼き」は、松本市や塩尻市の名物料理として知られています。作り方はいたってシンプルで、にんにくたっぷりの醤油たれに鶏肉を漬け込み、片栗粉をつけてカラッと揚げるだけです。外はカリカリ、中はジューシーに仕上げるのが山賊焼きの美味しい焼き方のコツです。

ご飯と一緒に食べるのもよし、お酒のおつまみにするのもよしで、いまや子どもから大人まで大人気の名物グルメになっています。最近では、松本市や塩尻市だけではなく、スキー場をはじめ、長野県内の居酒屋で食べられるので、見つけたら食べてみてください。

酒米王国・長野でつくられた「日本酒」

美味しいグルメとともに、人気の長野名物が「日本酒」です。長野県には75ヵ所もの酒蔵があり、全国的にも多くの日本酒を醸造しています。長野県は自然豊かな水はもちろん、全国的にも珍しい酒に適した米づくりが盛んです。

長野の土地が育んだ米と水でつくられた日本酒は、長野のグルメにもよく合います。長野県の日本酒を取り扱っている居酒屋に行くと、おすすめの合わせ方を教えてくれるはずです。ご当地グルメを味わいながら、自分好みの日本酒を見つけてみてください。冬のおすすめの飲み方は、適度に温められた熱燗です。冷えた体に染みる最高の一杯です。

野沢菜やナス、あんこやチーズなどさまざまな具材が楽しめる「おやき」

長野県のフィンガーフードで真っ先に出てくるのが「おやき」です。おやきは小麦や雑穀、そば、米などの粉を練った生地に、野菜などの具材を包んでじっくり焼き上げる長野県民のソウルフードです。

具材は、長野名物の野沢菜やナスを使ったおかず系のおやきが一般的ですが、最近はあんこやチーズなどスイーツ系のおやきも人気です。焼き方にもこだわりがあり、蒸しや揚げ焼きなどお店によって異なるので、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。長野観光の休憩のおやつとしてはもちろん、おみやげとしてもおすすめです。長野県内であれば、比較的どこでも食べられるので、見つけたら一度食べてみてください。

信州の清水で育った日本を代表する調味料「わさび」

日本を代表する調味料のひとつ「わさび」は、長野県で最も多く栽培されています。なかでも北アルプスの雪解け水を使って育てた「大王わさび農場」は、現在では国内外から観光客が訪れる人気のスポットです。

大王わさび農場の大きな特徴は、1年中わさびが収穫できるため、季節を問わず採りたてのわさびが味わえます。農場内にあるレストラン「湧水飯釜 大王庵」は、生わさびと信州そばのセットがおすすめです。もう一つの「レストランOASIS」では、牛肉や豚肉のグリル料理と一緒に新鮮なわさびが味わえます。

「大王わさび農場」

住所:長野県安曇野市穂高3640

営業時間:9:00~16:00 ※12月~2月

料金:無料

アクセス:JR大糸線「穂高」駅よりタクシーで約10分

公式Webサイト:https://www.daiowasabi.co.jp

【温泉】寒い冬はやっぱり温泉!おすすめの温泉5選とお宿をご紹介

日本の寒い冬には温泉が一番です。実は、長野県は温泉地の数が192あり、数の多さでは北海道に次いで日本全国2位です。温泉大国・長野県のなかでおすすめの温泉5ヵ所とその温泉が楽しめる宿泊施設を紹介します。

(環境省「令和3年度温泉利用状況」より)

長野県を代表する「湯田中渋温泉郷」

湯田中渋温泉郷は、長野県下高井郡山ノ内町を流れる3つの川沿いにある9つの温泉街を指します。スキーリゾート地の志賀高原も近いため、スノーアクティビティと一緒に楽しめるのが特徴です。湯田中渋温泉郷のなかでも特に人気のある温泉街が、渋温泉と湯田中温泉です。

渋温泉は、昭和レトロな昔懐かしいおもかげが残る温泉街です。石畳に舗装された通りには、宿や飲食店、土産物店が建ち並びます。渋温泉名物のパンやもちを買うなど、渋温泉街ならではの散策を楽しんでください。また渋温泉で宿泊する際は、九湯めぐりもおすすめです。ぜひ、浴衣姿で9つの外湯をまわりながら、それぞれ違った趣のある湯で、旅の疲れを癒やしてください。

湯田中温泉は、田んぼから湯が湧き出たといわれています。1350年以上も前に開湯し、いくつかの源泉があるため、さまざまな泉質の温泉が楽しめます。寺や神社など温泉にまつわる史跡も多いため、日本文化に触れながら散策できるのも魅力です。

歴史の宿 金具屋(渋温泉)

渋温泉でおすすめの「歴史の宿 金具屋」は、昔ながらの建築が魅力の温泉宿です。建物の一部は国の登録有形文化財に認定され、木造建築の温かみが感じられます。あの有名なジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったともいわれています。実際に関係者が泊まった記録は残っていませんが、まるでアニメの世界に入り込んだかのような雰囲気が味わえるでしょう。

温泉はすべて源泉100%かけ流しの湯で、3つの大浴場と5つの貸切風呂があります。3つの大浴場は、それぞれ泉質が異なるため、比べてみるのもおもしろいかもしれません。特に、大きな浴槽が自慢の「龍瑞露天風呂」は、屋上に広がる開放的な温泉です。「美肌の湯」ともいわれている泉質で、男性にも女性にも好まれています。

よろづや(湯田中温泉)

湯田中温泉のおすすめの「よろづや」は、200年以上にわたり経営している老舗旅館です。玄関をくぐると、和の伝統と機能美が調和した空間が広がり、ゆっくりとしたくつろぎの時間が流れています。ロビーラウンジには、代々引き継がれてきたアンティーク調のオルゴールが置かれ、穏やかな音色が響きます。ロビーを彩る和紙のランプとともに、宿泊する人々を温かく出迎えてくれるでしょう。

温泉は長命長寿の湯として知られ、古くから多くの著名人が癒やしを求めて訪れています。貸切風呂を含む5つの風呂のうち、本館の桃山風呂はぜひ入っておきたい温泉です。純木造の伽藍建築で登録有形文化財に認定された浴室は、日本の古き良き時代の風情が感じられます。日帰り入浴を実施していないため、宿泊者だけが楽しめる極上の空間です。四季折々の景色が楽しめる庭園露天風呂と併せて、じっくりと癒やされてください。

13の外湯巡りが楽しめる「野沢温泉」

野沢温泉は、温泉街に点在している13の外湯巡りが楽しめる温泉地として有名です。江戸時代から湯仲間と呼ばれる制度で村民に守られてきた外湯は、天然温泉100%かけ流しの湯です。外湯といっても常に管理されているので、清潔な浴室が保たれています。ゆっくりと外湯を楽しんだあとは、飲食店やおみやげ屋に立ち寄るのもおすすめです。特に長野グルメの定番・野沢菜漬けは地元ならではのこだわりの味付けが楽しめます。

また、野沢温泉では温泉の熱を利用して調理する「温泉たまご」も忘れてはいけません。いくつかの共同浴場には、温泉たまごを作るための釜が用意されています。温泉街にあるお店でたまごを購入して、ぜひ試してみてください。

野沢ビューホテル嶋田屋(野沢温泉)

毛無山と眼下に広がる千曲渓谷の絶景が楽しめる「野沢ビューホテル嶋田屋」は、13の外湯のうち3つの外湯(真湯、くまの手洗い、寺湯)が歩いてすぐの距離にあります。野沢温泉スキー場をはじめ、野沢温泉観光が満喫できる立地です。

館内サービスも充実の野沢ビューホテル嶋田は、ロビーの隣にキッズルームがあります。おもちゃや絵本が楽しめるスペースで、小さなお子さま連れに好評です。多言語対応が可能なスタッフも在籍しているため、海外旅行客も安心して宿泊できるホテルです。

もちろん温泉も好評で、大浴場には大きな窓があり、長野の山々が望める絶景が広がっています。ミネラル分が豊富な泉質は、お肌がつるつるになります。温泉の後は、日本酒が楽しめるバーやコーヒーを飲みながら読書できるラウンジスペースで、ゆっくりとくつろいでください。

満点の星空が楽しめる「昼神温泉」

昼神温泉は、環境省が認定した日本で一番星空がきれいな村として知られている長野県阿智村にあります。特に、冬は明るい星が多く、空気も澄んでいるため、絶好の星空観賞シーズンです。ただし、真冬の昼神温泉は夜になると、急激に冷え込みます。厚手のダウンコートや手袋、靴下、スノーブーツなど防寒対策をしっかりとして、星空観賞をしましょう。

温泉は、阿智川沿いを中心にいくつもの宿泊施設が建ち並んでいます。美肌の湯といわれるほど良質な温泉で、多くの観光客が温泉と星空を求めて訪れます。海外旅行客にも人気の温泉地です。

昼神グランドホテル天心(昼神温泉)

和の心を大切にした「昼神グランドホテル天心」は、昼神温泉街の中心に位置しています。365日毎朝開催している昼神温泉朝市も目の前です。客室は心のやすらぎをコンセプトに、川のせせらぎ、鳥のさえずりなど昼神の大自然が織りなす音を聞きながら、ゆったりとした時間が過ごせます。

温泉は、庭園露天風呂「天地の湯」と展望大浴場「天辺の湯(てっぺんのゆ)」が自慢です。天地の湯では、昼神温泉の泉質が存分に味わえ、純和風の洗練されたデザインが特徴の浴室です。そして天辺の湯は、7階のフロアすべてを温泉が締め、昼神温泉街を一望できます。どちらも心ゆくまで満喫してください。

北アルプスの麓にある「大町温泉郷」

白樺やブナ林に囲まれた静かな大町温泉郷は、北アルプスの麓にあります。源泉は高瀬渓谷の葛温泉をひいていて、日帰り入浴施設をはじめ、十数件の旅館やホテルが点在しています。夏は立山黒部アルペンルート、冬は多くのスキー場が密集する白馬エリアの観光拠点として最適の温泉です。

比較的小さな温泉郷ですが、東京方面からの高速バスも停車するため、アクセスしやすいのが魅力のひとつです。高速バスを利用して長野県の温泉を楽しみたい人や、観光はもちろんスキーやスノーボードも楽しみたい人におすすめの温泉郷といえるでしょう。

黒部観光ホテル(大町温泉)

黒部ダムの観光拠点として最適な立地の「黒部観光ホテル」は、大町温泉郷で最も歴史のあるホテルです。全93室の客室はすべて信州の雄大な自然が眺められ、身も心もリフレッシュできます。宿泊プランも豊富にあり、お子さま連れにはうれしい特典が満載のファミリープランも充実しています。また、大町温泉郷唯一のバイキング形式の夕食が魅力です。好きなものを好きなだけ食べられるため、お子さまはもちろん、海外旅行客にも大人気です。

温泉は、北アルプスの岩を用いた「石の湯」とひのきの香りがただよう「木の湯」の趣の異なる浴室が2つあります。それぞれ夜と朝で男女入れ替え制になっているため、ぜひ宿泊してどちらも楽しんでみてください。どちらも四季折々の景色が楽しめる露天風呂も併設しています。

日本有数のスキー場が楽しめる「白馬エリア」

白馬といえばスキー場が真っ先に思い浮かぶほど、多くのスキー場が点在している白馬エリアは、温泉も豊富にあります。天然水素温泉の「白馬八方温泉」や刺激が少なく肌にやさしいお湯の「白馬姫川温泉」、空気に触れると茶褐色に変化する「白馬塩の道温泉」、地域最大級の温泉施設があり冬は雪見風呂が楽しめる「白馬龍神温泉」など6つの源泉が湧き出ています。

各温泉が楽しめる宿泊施設の大半が、スキー場に隣接していたり、徒歩圏内だったりと、温泉もスノーアクティビティもどちらも満喫できます。そのため、冬はスキーやスノーボードを目的に宿泊する人がほとんどです。人気のホテルや旅館は、ウインターシーズンが始まる前から予約が埋まっているため、早めの予約がおすすめです。

白馬樅の木ホテル(白馬八方温泉)

北アルプス麓の森のなかにたたずむ「白馬樅の木ホテル」は、全75室のリゾートホテルです。館内は、温かみのある格調高いアンティーク家具で統一され、贅沢で静かな空間が楽しめます。広大な敷地には、レストランやバー(一部冬季営業のみ)、ビジターセンターなどもあり、ゆっくりと滞在できる充実の宿泊施設です。特に冬は、白馬の各スキー場へのアクセスも良いため、多くの人でにぎわいます。

客室は、大勢の旅行に最適なログキャビンや家族連れが快適に過ごせるファミリールームなど、きめ細かなラインアップが魅力です。

温泉は、美人の湯ともいわれている白馬八方温泉をひいて使用しています。肌の汚れや角質を落とす効果が期待できるため、肌がすべすべになるのがわかる泉質です。特に露天風呂「庄兵衛(しょうべえ)の湯」は、四季折々の絶景が楽しめると好評です。

白馬ハイランドホテル(白馬姫川温泉)

白馬村で最も高い6階建ての「白馬ハイランドホテル」は、アルプスの白馬連峰を一望できるホテルです。四季折々の絶景が楽しめる屋上(3階部分)「空やまテラス」や、ワーケーションスペースとして利用可能な個室スペース、広々としたスペースに暖炉が置かれたロビーなど、宿泊する人それぞれが満喫できる、きめ細かなサービスが魅力です。

温泉は、自家源泉の白馬姫川温泉を使用しています。宿泊者専用のわらび平の湯には、雰囲気の異なる「石の湯」と「岩の湯」があり、それぞれ目の前に水鏡を取り入れた長さ10mの露天風呂が自慢です。天気の良い日は白馬の山々が水鏡に写る「逆さ三山」が望めます。日帰り利用でも、北アルプスが一望できる大パノラマ風呂「天神の湯」があります。季節や時間で変化する景色をゆっくりと楽しんでください。

【スキー場】冬の長野の定番!パウダースノーが楽しめるスキー場5選

最後は、冬の長野の定番スポット・スキー場です。長野県は全国屈指のパウダースノーが楽しめるスキー場として、日本のみならず世界中のスキーヤーやスノーボーダーが集まります。

毎年スキーやスノーボードを楽しんでいる人はもちろん、冬の長野観光をきっかけにチャレンジしたい人にもおすすめの5つのスキー場を紹介します。

白馬八方尾根スキー場

白馬村八方にある白馬八方尾根スキー場は、1928年に開設された日本を代表する老舗スキー場です。1,830mに位置する山頂からは、北アルプスの白馬三山をはじめ、妙高山や戸隠連山、浅間山、八ヶ岳連邦の絶景が望め、圧巻の大パノラマが楽しめます。

白馬八方尾根スキー場の魅力は、なんといっても雪質です。1998年に長野オリンピックの会場にもなった日本屈指のパウダースノーが楽しめるため、毎年世界中から多くのスキーヤーやスノーボーダーが集まります。

白馬八方尾根スキー場は最長滑走距離は8,000mで、全16コースが用意されています。上級者を魅了するコースが充実しているため、難易度が高いイメージがあるかもしれません。

しかし、初級コースをはじめ、小さなお子さまがそりや遊具で遊べるスノーランドやキッズパークも併設しています。さらに、周辺には宿泊施設や飲食店もあり、家族そろって楽しめるスキー場です。

志賀高原スキー場

志賀高原スキー場は、上信越高原国立公園の一部にある日本最大級のマウンテンリゾートです。最も標高の高い2,307mの横手山・渋峠スキー場から1,400m級のサンバレースキー場まで、広大な高原内に大小合わせて18のスキー場が集まっています。それぞれのスキー場へは、リフトやゴンドラ、シャトルバスを使って自由に行き来できるのが特徴です。

目的やレベルによって、おすすめスポットはさまざまです。たとえば小さなお子さま連れのファミリーには、丸池スノーランドがある丸池スキー場が良いでしょう。施設内には動く歩道やカルーセル(回転台)、遊具が揃っているため、初めての雪遊びに安心のエリアです。

極上のパウダースノーを満喫したい人は横手山・渋峠スキー場がおすすめです。日本一標高の高いスキー場で、頂上からは笠岳を間近に望み、晴れた日は富士山まで見えます。

小さなお子さまから本格的なレースをめざす人まで、誰もが楽しめるスキー場です。

h3:野沢温泉スキー場

野沢温泉村にある野沢温泉スキー場は、1924年に開設されたブナの森が美しいスキー場です。1998年の長野冬季オリンピックでは、バイアスロンの会場にもなりました。44のコースとスノーパークがあり、最長滑走距離は驚異の10,000mにもなります。積雪の会った翌日は、一部コースを非圧雪にし、野沢温泉スキー場自慢のパウダースノーが楽しめます。

もちろん子どもが楽しめるエリアもあり、日影キッズパークはふわふわハウスや、そりを使って遊べるのが魅力です。日影インフォメーションセンターの2階には、保育士資格を持つスタッフが常駐している託児所も完備しています。

さらに日影ゲレンデでは、標高差122mを一気に駆けおりる「ジップ・スカイライド」が名物で、大人も楽しめるスノーアクティビティです。スキーの歴史が学べる「日本スキー博物館」もあり、さまざまな楽しみ方ができるのも野沢温泉スキー場の魅力です。

竜王スキーパーク

北志賀高原エリアにある竜王スキーパークは、スノーボーダーの割合が7割を占めるスキー場です。初心者から上級者まで、ステップアップを目的に来場する人が多く、2022ー2023シーズンは約7,000人がスノーボードデビューした「スノボデビューエリア」があるのが大きな特徴です。

標高差1,000m以上、約6,000mのロングランが楽しめる竜王スノーパークは、5つのゲレンデと6つのコースがあります。最大傾斜36度を誇る「木落しコース」は全長約1,400mの非圧雪コースで、竜王スノーパークの名物となっています。スノーボードをたっぷり楽しみたい人におすすめのスキー場です。

また、ロープウェイ山頂駅すぐの「SORA terrace cafe」は、ゆったりとくつろげるソファースペースをはじめ、テーマに合わせた座席を配置しています。カフェ内には、暖炉とカフェバーもあり、ラグジュアリーな空間を楽しみたい人にもおすすめです。

斑尾高原スキー場

飯山市にある斑尾高原スキー場は、日本一ツリーランコースが多いといわれているスキー場です。木々を残した天然の地形コースで、管理している森をコースにしています。また、日本有数の豪雪地帯に位置しているため、ハイシーズンになると、「Madapow」と呼ばれる人気のパウダーエリアです。

コースのなかには、ファミリーで楽しめるツリーランコースもあります。ラビットコース、カモシカコース、ベアーコースの3つのコースは、スキー場内の中間部より下に位置しており、比較的安全にツリーランが楽しめます。ただし、ファミリー向けといっても、中上級者向けのアドベンチャーコースになるため、無理はしないでください。

ツリーランを存分に楽しみたい人や家族一緒にツリーランを楽しみたい人におすすめのスキー場です。

東京から冬の長野の観光に行くには「スノーライナー」が便利!

いかがでしたか。冬の長野の観光は、温泉やスノーアクティビティと一緒に楽しむのをおすすめします。見どころ満載の冬の長野の観光へ行くには、東京方面から出発する直行バス「スノーライナー」が便利です。

「スノーライナー」は乗降地が選べるため、東京駅や羽田空港、成田空港から直接長野エリアまで移動できます。また、2023年12月15日〜2024年3月29日までの冬シーズンは毎日運行しています。料金設定もわかりやすいので、予約しやすいのも魅力です。

詳しくは、日本語・英語・中国語・韓国語対応の公式Webサイトをご覧ください。

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