プラモデル・フィギュアなどのホビー事業を展開する壽屋がテレビ朝日と資本業務提携

創立70周年を迎えた同社は、昨今のコロナ禍においても順調に事業を拡大。また直近では中国深圳での合弁会社設立の基本合意など、「私たちが作り出すホビーを通じて世界の人々と幸せを共有する」をミッションとして、今後のさらなる成長に向けた積極的な施策を進めている。

そのような中、現在の同社のフェーズ及び今後の成長戦略方針を踏まえ検討した結果、事業拡大や企業価値を向上することを目的として、テレビ朝日との資本業務提携を行うこととしたという。

メディア・放送業界におけるリーディングカンパニーであるテレビ朝日と連携することで、オリジナルIP創出・拡充による収益力を強化するとともに、新領域への事業展開を加速。また、双方の保有するコンテンツを活用し包括的な連携を行い、これまでにないコンテンツの企画・開発を検討していくとしている。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

■今後の主な展開(本資本業務提携の狙い)

両社は相互に協力して、両社の成長戦略を実現する強力なパートナーとなり、企業価値の向上を目指すことを目的として、以下の取り組みを推進していきます。

1.オリジナルIP・コンテンツの共同開発及び二次利用の共同開発
2.両社の保有するIP・コンテンツを活用した商品化、メディア展開等におけるさらなるビジネス展開
3.メタバースなど新領域でのビジネス展開
4.人事交流を通じた両社のコンテンツ開発・展開力の強化

■コメント

株式会社壽屋 代表取締役社長 清水 一行

当社は「私たちが作り出すホビーを通じて世界の人々と幸せを共有する」をミッションとして、オリジナルIP拡充に向けた投資・育成や、プラモデル・フィギュアに続く新領域の確立などを成長戦略に掲げ、積極的な施策を推し進めてまいりました。

こうしたなか、メディア展開において強いノウハウと実績を持つテレビ朝日と、お互いの企業価値向上に向けた資本業務提携を締結できたことを大変喜ばしく思っております。両社のリソース、ノウハウ、強みを存分に生かし、共創に取り組むことで、事業強化・拡大を図るとともに、長期的な事業発展の実現を目指したいと考えております。

創立から70年、当社は常に新しいことに挑戦しながら今日まで歩んできました。この度のパートナーシップにより、これまで以上にユーザーの皆さまに喜んでいただける製品・サービスを提供すべく、よりグローバルなエンターテインメント企業の実現を目指してまいります。

株式会社テレビ朝日 代表取締役会長 早河 洋

当社グループは、今年度から新たな中期経営計画「BREAKOUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」として、“すべての価値の源泉はコンテンツにある”という基本理念のもと、コンテンツをあらゆるメディアに360°展開し、コンテンツ価値を最大化する「360°戦略」を推進しています。

その中でもIPビジネスを中心に新領域へ挑戦する成長戦略としてアニメ・ゲーム事業、メタバース事業などでのビジネス開発を強化しています。

テレビ朝日と壽屋は、これまでも当社が展開するメタバース空間を活用してイベントを開催するなど連携してまいりました。

当社の持つIP・コンテンツ制作力およびメディアによる展開力と、壽屋の持つクオリティの高い商品化技術や、海外を含む幅広い販売網などお互いの強みを活用することで、IP・コンテンツの開発や⼆次利用展開で連携を深め、コンテンツの価値を最大化する体制を構築してまいります。


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