岐阜県高山市の蔵元で、新酒の完成を知らせる「杉玉」の架け替えが行われました。
観光名所の古い町並みにある「舩坂酒造店」は、江戸時代から続く老舗です。
11日は新酒が出来たことを知らせるため、蔵人(くらびと)と呼ばれる酒造り職人らが店の前のはしごに登り、軒下に真新しい緑色の杉玉を取り付けました。
大きさは直径約80センチ、重さは90キロもある立派なもので、青々とした杉玉の下で「祝い唄めでた」を歌い、新酒の出来上がりを祝いました。
新型コロナの5類移行に伴い、ことしは4年ぶりに新酒が振る舞われ、観光客らはフレッシュでまろやかな新酒を楽しんでいました。蔵出しされたばかりの新酒は限定で飛騨地方の酒店へ出荷されます。