ニッサンの主力コンパクト『ノート』がマイナーチェンジを受け、フロントデザイン一新。229万から

 12月11日、日産自動車は人気のコンパクトカー『NOTE(ノート)』をマイナーチェンジし、2024年1月下旬に販売すると発表した。

 なめらかで力強い加速と快適な乗り心地を実現する第2世代の“e-POWER”を搭載する先進コンパクトカーとして人気を博すニッサン・ノート。2022年度の国内販売台数において“電動車No.1”に輝いた同社の主力モデルがマイナーチェンジを受け、年明けに発売開始となる。

 今回のマイナーチェンジでは一新されたフロントデザインが最大の変更点に挙げられる。新型ノートは、ミニバンの『セレナ』や軽ハイトワゴン『デイズ』に倣い“デジタルVモーション”が採用されたほか、フロントバンパーをボディカラーと同色とすることで車両全体の統一感が図られ、フレッシュで先進感を感じられるデザインへと進化している。

 なお、フロントグリルはカラードグリルが採用されており有彩色ではボディと同色に。一方、無彩色のボディカラーの場合はダークメタルグレーとなる。

 そのボディカラーは、太陽光では赤みを帯び、陰に入ると青が表現される“スミレ”と、フレッシュさを感じさせる“ターコイズ”というふたつの新色を採用した2トーンカラーを含め全14色が用意されている。

ニッサン・ノートのカラーラインアップ

 フロントと同様にボディと同色となるリヤバンパーには、下部にアシンメトリーな模様が施された。また、脚元には日本の伝統的な幾何学模様があしらわれた新デザインの16インチホイールカバーが奢られ、立体感と和モダンが演出されている。

 内装のインストルメントパネルに施された水引をモチーフにしたデザインは、これらのエクステリアと調和した雰囲気に仕上げられたものだ。

 このほかLEDヘッドランプの全車標準化と助手席グローブボックスの容量拡大、“接近時アンロック機能”と“降車時オートロック機能”を備えたインテリジェントキーの採用など、機能と使い勝手の向上も図られた新型『ニッサン・ノート』の価格は、2WDの“X”グレードが229万9000円、4WDの“X FOUR”グレードは258万600円となっている。

 日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)からニッサンの販売会社を通じて発売される『ノート 助手席回転シート』もベース車両と同様の改良を受け、来年1月下旬より発売開始となる。価格は240万9000~269万600円だ(すべて税込)。

体を大きくひねったり、足を大きく開くことなく乗り降りすることができる『ノート 助手席回転シート』
ニッサン・ノートのインテリア。シート地にはランダムストライプが施された
容量が拡大されたグローブボックス。収納スペースが上下2段となり利便性が向上している
水引をモチーフにしたデザインが採用されたインストルメントパネル
ニッサン・ノートの新色。スミレ・スーパーブラック2トーン(上)とターコイズ・ダークメタルグレー2トーン(下)
リヤバンパーの下部にはアシンメトリーな模様が施され、日本の風景に溶け込む佇まいに

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