おいしい魚介の宝庫!東北・関東でオススメの水産グルメ19選

東北・関東には日本有数の水揚げ量を誇る漁場がいっぱい!

周りを海に囲まれた島国・日本のグルメといえば、種類豊富な海産物でしょう。

特に三陸・金華山沖に面する岩手県や宮城県、その近くにある青森県からは、脂ののった水産物が水揚げされ、おいしい水産加工品となって日本各地や海外に届けられています。三陸・金華山沖は、北からの親潮(寒流)と南からの黒潮(暖流)がぶつかり、さまざまな種類の魚が集まることから、「世界三大漁場」のひとつにも数えられています。

さらに、東京の近くにある関東の千葉県には日本有数のイワシの水揚げ量を誇る九十九里町、茨城県には優れた漁場が多くあり、伊勢エビ、サバ、イワシなどがたくさん水揚げされています。

本記事では、海の幸に恵まれた東北・関東エリアでも、特に注目の水産グルメを県別に紹介します!

青森県

本州の最北端にある青森県。日本海と太平洋を結ぶ津軽海峡や、ホタテの養殖が盛んな陸奥湾(むつわん)といったユニークな地形が、豊かな海の幸を生み出しています。

1.海峡サーモンの「だし入り茶漬け」

津軽海峡のブランド海産物といえば、冷たい海水と強い潮流によって育てられる「海峡サーモン」。安定的に養殖できるまで30年もかかったというほど育てるのが難しい魚ですが、今では青森を代表するブランドとなっています。

「海峡サーモン」にはたくさんの加工品がありますが、特にオススメしたいのは、日本の「お茶漬け」の形で楽しめる「だし入り茶漬け」。ふっくらとした大ぶりの海峡サーモンの身と、ほっと一息つけるだしの旨みがクセになる一品です。

2.ほたて飯の素

ホタテの養殖生産量が日本一の青森県。その多くは、下北半島と津軽半島に囲まれた陸奥湾で育てられています。

肉厚でむっちりとした食感のホタテを贅沢に味わいたいときは、「ほたて飯の素」がピッタリ。新鮮なホタテの貝柱だけをふんだんに使用した同商品は、ご飯と一緒に炊くと風味豊かな香りが立ち上ります。

ホタテ本来の澄んだ味わいと旨みが存分に楽しめますよ。

3.鯖の冷燻

青森県の南東、岩手県との県境にある八戸港。ここで水揚げされるサバは、“日本一脂がのったサバ”として有名です。

サバのジューシーさと、スモークの香ばしさを同時に楽しめる加工品が「鯖の冷燻」です。冷燻とは、低温の煙で食材を燻す製法。

低い加熱温度でじっくり燻したサバは、生ハムのようなレアな食感が楽しめます。

青森県の水産加工品の最新記事はこちら

岩手県

世界三大漁場・三陸沖に面する岩手県。沿岸沿いは、海岸線がギザギザに入り組んでいるリアス式海岸になっています。

こうした地形に加え、栄養分豊富な寒流(親潮)と暖流(黒潮)が交わるおかげで、大量のプランクトンが発生。これを狙ってたくさんの魚がやってくることから、世界的に見ても素晴らしい漁場となっています。

4.いかそうめん

Picture courtesy of 共和水産

三陸沖で獲れる低脂肪・高タンパクのイカが手軽に楽しめるのが、「いかそうめん」。

日本で販売されている「カップ納豆」からヒントを得た「いかそうめん」は、購入者がキムチや明太子を入れて好みの食べ方をできるように工夫されています。スーパーや魚市場だけでなく、宮古のコンビニ(ローソン)でも手軽に購入できますよ。

5.骨まで食べるお魚シリーズ

三陸産のサンマやサケを味付けし焼き上げたのが、「骨まで食べるお魚」シリーズ。

常温保存ができ、袋から出してすぐに食べられる手軽さが、おみやげにぴったりです。高圧高温処理を施しているため骨まで柔らかく、魚の骨が苦手な人でも食べやすい一品です。

6.塩漬け・醤油漬けのイクラ

三陸沖の一角にある大船渡港。ここで水揚げされたサケから取れるイクラのうち、粒が大きくて柔らかいものを厳選し加工した「塩漬け・醤油漬けのイクラ」も、ぜひ食べてみてほしいグルメです。

イクラの旨みがストレートに感じられる贅沢な味わいに、感激すること間違いなしです。

岩手県の水産加工品の最新記事はこちら

宮城県

岩手県と同様、世界三大漁場のひとつである三陸・金華山沖に面する宮城県。鮮魚や貝類、海藻類が幅広く水揚げされており、これらを使用した水産加工品が多く作られています。

7.伊達結び

仙台から電車で30分以内で行ける塩竈市(しおがまし)。ここでは、もち米を蒸して、魚介から取れただしで味付けした「伊達結び」が販売されています。

「伊達結び」は、「おこわ」という日本で昔からお祝い時に作られてきたグルメを、海産物が豊富な宮城ならではの味に仕上げたものです。もち米には、宮城県のブランド米「だて正夢(まさゆめ)」と「みやここがねもち」が使われています。

8.塩蔵わかめ

南三陸町は古くから漁業が盛んな町で、特に歌津地区では、外洋で荒波に揉まれ、肉厚になった最高級のワカメが水揚げされています。

塩蔵わかめ」は、このワカメをゆでて塩漬けにしたもの。また、ワカメの根の部分を加工した「冷凍めかぶ」も湯通しするだけでお手軽に食べられますよ。

9.フカヒレステーキ

宮城県・気仙沼は、日本一のサメの水揚げ量を誇ります。そのため気仙沼には、中華の高級食材・フカヒレのおいしさを楽しむことができる加工品も豊富にそろっています。。

特にオススメしたいのは、フカヒレの味わいや食感をダイレクトに楽しめる「フカヒレステーキ」。もっちりとした弾力のある食感が楽しめます。

家庭のフライパンでも焼いて食べられるので、おみやげにもぴったりですよ。

10.味付ほや

宮城県は、ホヤの生産量で日本トップクラスを誇る一大産地。特に石巻市付近の海は、水温や海流がホヤにとって理想的な環境です。

そんな好条件のもとで誕生したのが、肉厚で色つきが抜群のホヤを使った「味付ほや」。獲れたてのようにプリップリで、思わずお酒が飲みたくなるグルメです。

殻を剥くことなくそのままお皿にあけるだけで食べられるのも、嬉しいポイントです。

11.大漁旗(笹かまぼこ)

宮城県の名産品といえば「笹かま」の愛称で親しまれる「笹かまぼこ」。

数ある「笹かまぼこ」の中でも、大判で食べ応えがあるのが、高級魚・キチジを使用した「大漁旗」です。

「大漁旗」には、魚の旨みを引き出す海水100パーセントの塩・伊達の旨塩(うまじお)を使用。むっちりとした食感と、溢れ出る旨みを存分に楽しめますよ。

宮城県の水産加工品の最新記事はこちら

福島県

東北地方の一番南にある福島県。太平洋に面したおよそ160kmの海岸線沿いには、かまぼこや干物などを扱う水産加工品会社が軒を連ねています。

12.かに甲らかまぼこ

Picture courtesy of 貴千
たくさんある福島県の水産加工品の中でも、特にユニークなフォルムをしているのが、ベニズワイガニを使用した「かに甲らかまぼこ」。

ベニズワイガニのすり身で作ったかまぼこを甲羅に乗せ、その上にカニの脚の肉を綺麗に並べて蒸した一品です。脚に沿ってカットすると、まるでカニのお寿司のようなフォルムに大変身!

わさびと醤油をつければ、おかずや、お酒のおつまみとして楽しめますよ。

13.海苔でサンド NORI de SAND

福島県の北東部にある相馬市は、青海苔の名産地。ミネラルや食物繊維をたっぷり含み、その上低カロリーな海苔は、健康志向の方にぴったりの食材です。

健康食材の海苔をおやつ感覚で食べられるのが、お米のパフを海苔でサンドした「海苔でサンド NORI de SAND」。サクサクした食感は、何度も手を伸ばしたくなるやみつきテイスト。

食べやすいサイズ感と、可愛らしいパッケージが、新たな海苔のファンを増やしています。

福島県の水産加工品の最新記事はこちら

千葉県

東京の隣にある千葉県は、東側が太平洋に面しており、昔から地域ごとにさまざまな魚介グルメが発展してきました。また、銚子漁港や千倉漁港を筆頭に、日本有数の漁獲量を誇っています。

14.サバカレー

銚子漁港で水揚げされたサバをスパイスと共に詰め込んだのが、25年以上の歴史がある人気商品「サバカレー」。

名前の通り、大きくカットされたサバがカレーの中に入っています。お酒のアテにしても、白米と合わせても良し。パッケージもユニークで、お店でも目立ちます。

15.いわしのごま漬け

九十九里で水揚げされたカタクチイワシを使用した「いわしのごま漬け」は、この地域ならではの郷土料理。10〜2月にかけて九十九里沖で獲れるカタクチイワシを合わせ酢に漬けこみ、煎った黒ゴマをまぶした逸品です。

骨まで柔らかいイワシは、さっぱりした口当たりで飽きのこないおいしさ。ご飯に乗せたり、お酒と一緒に合わせたりと、楽しみ方は無限大です。

16.伊勢エビテルミドール

実は三重県と並んで、1、2位を争うほど、伊勢エビの水揚げ量を誇っている千葉県。

ぎっしり身の詰まった伊勢エビを贅沢にいただけるのが「伊勢エビテルミドール」です。伊勢エビの半身に、南房総の特産品・サザエのクリームソースをかけたグルメです。

ふっくらした身とサザエの旨みのコラボで、ひとくち食べれば、口いっぱいに幸福感が広がるでしょう。

千葉県の水産加工品の最新記事はこちら

茨城県

太平洋に面した190kmの海岸線を持つ、関東地方北東に位置する茨城県。

水産資源が豊富で、気候に恵まれ、さらに大市場・東京にも近いため、全国屈指の水産加工品の産地として成長してきました。

17.緑茶一番干しシリーズ

茨城県の中央部にある大洗町には、干物を作る際の塩水漬けの工程に、緑茶から抽出したカテキンを使ったユニークな水産加工品「緑茶一番干しシリーズ」があります。

カテキンを入れたため、従来の干物より食べやすく仕上がっており、網焼きで10分ほど加熱したら食べごろとなります。

アジやホッケ、サンマ、キンメダイ、アカウオなど、魚種ごとに販売されていますよ。

18.西京漬けセット

Picture courtesy of 五代目常造

ひたちなか市は、多くの観光客が訪れる市場「那珂湊おさかな市場」があることで知られています。

この地域で作られているのが、「西京漬けセット」。味噌を味付けにつかい、2日以上かけてタレに漬け込んで味をしみ込ませています。

「西京漬けセット」は、マナガツオ、サバ、ギンダラ、カラスガレイの詰め合わせ。人気のギンダラは、味噌の風味と魚の甘味がしっかり感じられる贅沢な一品です。

19.焼きいわしのアヒージョ

神栖市では千葉の銚子漁港から魚を買い付け、おいしさを封じ込めた缶詰「焼きいわしのアヒージョ」が作られています。

イワシは脂が乗った旬のものを使用。エクストラバージンのオリーブオイルとにんにく、唐辛子で煮込んでいます。アヒージョはスペインの家庭料理ですが、本商品の場合、イワシを香ばしく焼き上げた上で醤油を加え、日本的な風味をプラスしています。

茨城県の水産加工品の最新記事はこちら

東北、関東の水産グルメを観光地でも自宅でも楽しもう!

今回紹介した商品は、各地域への観光と併せて楽しむことができるのはもちろん、中には通販をしているものもあります。詳細は、「UMIUMA」特集の各記事をチェックしてみてくださいね!

Sponsored by Reconstruction Fishery Processing Industry Market Recovery Promotion Center

© 株式会社MATCHA