繁忙期の年末年始も安全輸送を 岡山運輸支局が点検の様子確認

運行前の車両点検を確認する伊藤支局長(左)ら=鶴信運輸

 輸送業界の繁忙期となる年末年始に向け、中国運輸局岡山運輸支局はトラックやフェリーといった岡山県内の運輸事業者を対象に安全点検を始め、事故防止策などを確かめている。1月10日まで。

 11日は、伊藤雄造支局長ら5人が岡山市中区倉富の「鶴信運輸」を訪ね、運行前の車両点検や運転手の点呼の様子をチェック。残業規制強化で物流業界の人手不足が深刻化する「2024年問題」を控える中、トラックの荷台を着脱でき、中継地点で短時間で載せ替えられる車両も確認した。

 伊藤支局長は「年末年始の事故は影響が大きい。来年は24年問題の元年でもあり、引き続き対策をお願いしたい」と話した。

 国土交通省による全国一斉の安全総点検の一環。11日は玉野、水島の各海上保安部と合同でフェリーや旅客船も点検した。

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