広島市の強盗殺人未遂事件 19歳男に懲役14年求刑

2022年に広島市西区で起きた強盗殺人未遂事件で11日、検察が実行犯の19歳の男に「きわめて悪質で、少年法での保護処分は許されない」として、懲役14年を求刑しました。

強盗傷害などの罪で起訴されている19歳の男は、2022年12月、ほかの男らと共謀し、広島市西区の高級時計店兼住宅に押し入り、親子3人に重軽傷を負わせ、およそ2700万円相当の金品を奪った疑いです。

11日、広島地裁であった論告求刑公判で、検察側は「社会を震撼させた前代未聞の重大事件で、刑罰以外の選択肢は考えられない」などとして、懲役14年を求刑しました。

これに対して弁護側は、被告は精神障害があり人格が未成熟。

更に犯行時も実行犯の中で従属的な立場だったと主張し、「少年院での保護処分が妥当」としました。

【2023年12月11日放送】

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