里見、女流王座3連覇 将棋、加藤破り四冠維持

 将棋の第13期リコー杯女流王座戦5番勝負の第4局は11日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、後手の里見香奈女流王座(31)が142手で、挑戦者の加藤桃子女流四段(28)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、女流王座3連覇を果たした。

 里見女流王座は清麗、女流王位、倉敷藤花と合わせて四冠を維持。自身の持つ女流タイトル通算獲得記録を56期に伸ばした。

 終局後、里見女流王座は「勝負どころで間違えることが多かった。課題の残るシリーズだった」と話した。

 年内の女流タイトル戦はこれで終了、8タイトルを里見女流王座と西山朋佳女流四冠(28)=白玲・女王・女流名人・女流王将=の2人が分け合う状況となっている。

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