原爆資料館ネット予約導入に反応は? 広島

原爆資料館の入館者数はG7広島サミットの影響もあり、サミット前の2月には約6万8千人でしたが10月には24万人近くにまで増えています。

斉藤俊幸記者「今日は平日ということもあり休日に見られるような行列はできていませんが、資料館には外国の方を中心に多くの人がやってきています」

平和や原爆についての世界的な関心の高まりがうかがえる一方、各所で頭を悩ませているのがその混雑具合です。入館までの待ち時間が平日では長いときで1時間、休日になると2時間を超えることもあるといいます。

オーストラリアから「私たちには小さな子どもがいるので一緒に待つ必要がある。(長い待ち時間は)子どもは待てないと思うわ」

神奈川から「(もしきょう1時間の待ち時間なら)飛行機の時間とかもあるし行かなかったかも」

市はこれまでにインターネット上で混雑状況をリアルタイムで配信するなど手は打ってきましたが解消には至っていませんでした。

広島市市民局 村上慎一郎局長「早急に対応する必要があると考え、検討を進めてまいりました」

市は待ち時間の緩和策として、チケットをインターネットでも購入できるシステムを導入すると明らかにしました。現状はといえばチケットを入手できるのは館内の窓口のみで、来館者はここで必ず足を止める必要があります。

インターネットでの事前購入によってこの窓口での手続きを省き入館するまでの待ち時間を少しでも減らしたい考えです。

イギリスから「(導入されれば)おそらく事前にインターネットでチケットを買うと思います。平和公園など関連の建物のガイド付きにしても良いと思う」

東京から「事前に買ったほうが楽だと思うし予定もたてやすい。(WEB購入は)あったほうが便利と思う」

さらに開館時間を今よりも前後1時間延長しその時間帯はネット予約の人だけが入館できるようにする方針です。

インターネットでのチケット購入と予約は来年3月入館分からを目指すということです。

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