エンタメから歴史へ関心を 大学生ら、日韓巡る本出版

 【ソウル共同】韓国のエンターテインメント、K―POPが好きな人たちに歴史にも関心を持ってもらおうと、一橋大の学生らが日韓問題を紹介する本を相次いで出している。2021年の第1作の続編を今年11月に刊行。ソウルの観光スポットにまつわる歴史を紹介するガイドブックを来春に出すため、今月22日まで製作費をクラウドファンディングで募集中だ。

 朝鮮近現代史を研究する加藤圭木准教授(40)の学部ゼミのメンバーらが21年に「『日韓』のモヤモヤと大学生のわたし」と題する本を出版。「韓国文化は流行しているけれど歴史は語られない」。学生らが、そんな「モヤモヤ」から本を出すことを考えたという。

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